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地域を守る仕事を学ぶ

本紙掲載日:2022-11-14
8面

上野小3年生、高千穂署を見学

 高千穂町立上野小学校(岡田能直校長、56人)の3年生7人はこのほど、社会科の授業で、高千穂町三田井の高千穂警察署(河野禎治署長)を訪問した。座学や署内見学、パトカーの試乗体験などを通して、地域を守る仕事について学んだ。

 この日はまず、署内で座学を行った。同署員が、人事・会計などを担当する「警務部」、防犯保安活動全般を担う「生活安全部」、刑法犯罪の捜査などにあたる「刑事部」、交通安全活動や事故処理などに取り組む「交通部」、災害等から民間人の生活を守る「警備部」といった警察官の主な業務を紹介。高千穂署の署員数や交番と駐在所の違いなどをクイズ形式で楽しく学んだ。

 続けて、署内にある2課3係を訪れ、署員紹介と各業務内容について説明を受けた。訓練用の道場では防護盾を使った逮捕術の実演、屋外では警察手帳や手錠、警棒など装備品の扱い方に関する解説も。防刃ベストを着用した署員に促され、力をこめたパンチで強度を確かめる児童もいた。

 最後は一人ずつパトカーと白バイの運転席に座り、大満足の様子で見学を終えた。佐藤千駿さん(8)は「高千穂だけじゃなく、西臼杵全体を守っていてすごいと思った。パトカーと白バイがかっこよかった」と笑顔。

 担当した内嶺良則警務係長(41)は「警察の仕事に少しでも興味を持ってもらえたらうれしい。パトカーや白バイに憧れて警察官を目指す人も多いので、今回の社会科見学が良いきっかけになれば」と話した。

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