夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。
スポーツで活躍した場面の写真、ステージでの発表会、さまざまな行事で新聞に掲載された写真をご家族の記念に保存されてはいかがですか?
写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。
写真のサイズと料金は次の通りです。
▽L サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
|
提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。
受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。
写真は個人的利用に限ります。
印刷物などに用いることはできません。
写真提供サービス開始とともに、これまでの貸し出しサービスは終了します。
お問い合わせ、お申し込みは
本社(電話番号 0982-34・5000、平日は午前9時−午後5時、土曜は午前9時−午後3時)へお願いします。
|
京大防災研宮崎・研究グループが発表
◆プレート境界浅部・スロー地震に着目
日向灘地震で最大級とされる「外所(とんどころ、とんところ)地震」について、京都大学防災研究所宮崎観測所(宮崎市)の山下裕亮助教らの研究グループは、同地震の規模が通説のマグニチュード(M)7・6を上回るM8級の巨大地震だった可能性を科学的に初めて示したと発表した。
外所地震は、江戸時代前期の1662(寛文2)年に発生。震度6強の強い揺れと最大5メートルの津波が沿岸部を襲い、現在の宮崎市南部にあった外所村が海中に没するなどし、全体で約200人の死者を出す甚大な被害を与えたとされる。
山下助教らは、2011年の東日本大震災が巨大化した要因の一つと指摘されるプレート境界浅部のスロー地震(通常地震より断層面がゆっくりずれ動く現象)の関与に着目。同じメカニズムが外所地震にも働いたと仮定し、17年から研究を開始した。
まず、近年の海底地震観測で明らかになった浅部スロー地震の活動状況や、人工地震波で得られたプレート境界の深さの情報、磁気異常図から推定される沈み込む海山の一など、日向灘地震の最新の地球物理学の知見などを用い、外所地震の新たな断層モデルを構築。
同モデルで津波シミュレーションし、沿岸部の津波高を計測した結果、津波は本県沿岸全域に達するが、特に大淀川付近を境に急激に津波が高くなり、加江田川河口周辺が最大で10メートルを超えることが想定された。先行研究とおおむね矛盾しない結果という。
併せて、延岡市から串間市までの沿岸62地点で津波堆積物を探す調査を行ったところ、日南市小目井で発見。標高7メートル、海岸線から約450メートル離れた地点で、津波浸水シミュレーションの計算により説明できることから、「構築したモデルは妥当性がある」とした。
研究グループは山下助教と産業技術総合研究所(茨城県つくば市)の伊尾木圭衣主任研究員、北海道立総合研究機構(札幌市)の加瀬善洋研究主任の3人。
研究成果の一部は、昨年12月15日に欧州の国際学術誌「PureandAppliedGeophysics(PAGEOPH)」に掲載された。また、昨年3月の国の地震活動長期評価にも研究結果は反映されている。
山下助教は「断層モデルは、小目井の津波堆積物のみの評価のため、科学的研究としては不十分な点もあり、精度を高めていく必要がある。今後も研究を進め、地震の全体像を明らかにして被害想定を行うことが重要。研究者だけでは限界があるので、自治体や民間と連携した調査態勢の構築が望まれる」と話していた。