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延フィル−オーケストラ演奏、校歌CD

本紙掲載日:2023-12-05
2面
オーケストラで演奏、収録したCDの贈呈式。(右から)延岡フィルハーモニー管弦楽団の北林代表、聖心ウルスラ学園の佐田理事長、同学園高校同窓会「みどり会」の尾崎会長、安藤校長(1日、聖心ウルスラ学園高校)

聖心ウルスラ学園高へ−延岡工高にも

 「延フィル」の愛称で親しまれる延岡フィルハーモニー管弦楽団(北林鉄平代表)は1日、延岡市の聖心ウルスラ学園高校(安藤真二校長、509人)と県立延岡工業高校(山内武幸校長、696人)に、それぞれの学校の校歌をオーケストラで演奏し、収録したCDを寄贈した。楽団創立25周年の2015年から続く地域貢献事業。これまでに制作した校歌のCDは、今回の2校を含め8校となる。

 このうち、聖心ウルスラ学園高校への寄贈式には、佐田栄子理事長や同校同窓会「みどり会」の尾崎つむ会長ら8人が出席。延フィルの北林代表が学校と同窓会に1枚ずつ、CDを贈った。

 この後、出席者は早速視聴し、アレンジが加わった校歌に頬を緩めながら、目をつむるなどして迫力のある音色に聞き入っていた。

 今回の寄贈は、みどり会が「甲子園で流れても遜色がないものを」と、2年後の70周年記念事業に向けて依頼。同楽団の指揮者渡邊祥吾さんが編曲し、収録は10月15日に延岡総合文化センターで行われた。

 視聴した尾崎会長は「こんなに素晴らしいものができるとは」と感慨深げ。安藤校長は「どこを柔らかく、どこをはっきりと歌えばいいのかが分かるようにアレンジがされており、素晴らしい演奏。この伴奏で歌うことで、生徒たちも、より曲の作りや歌詞の意味を感じ取ることができるのでは」と期待を込めた。

 延フィルの北林代表は「校歌というのは小中高、いつまでたっても覚えているもの。ピアノ伴奏ももちろん素晴らしいが、オーケストラだとまた違った味わいがあると思う。(寄贈したCDは)ぜひ、いろんな機会で生かしてほしい」と話していた。

 この日は、延岡工業高校でも寄贈式があり、北林代表が学校を訪問し、10月1日に録音したCDを贈った。

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