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出北神社と地域どう守る
本紙掲載日:2017-03-06
8面

出北神社を生かした地域再生などについて意見を交わしたミニシンポジウム
出北神社

ミニシンポで方策探る−延岡

◆伝統的建造物の保存と活用をする会

 伝統的建造物の保存と活用をする会(松下宏会長)のミニシンポジウム「地域の伝統的建造物とコミュニティーをどう守るか」が2日、延岡市の出北公民館であり、地元の人たちが出北神社を生かした地域再生などについて意見を交わした。

 出北旧ばんば音頭を伝承する会の岩佐保彦会長と同会女性代表の兒崎成枝さん、出北神社氏子総代の金子悦三さん、出北3区佐藤雄介区長がパネリストになり、地元に活気があった昭和時代の思い出や現在の課題などについて話した。

 このうち岩佐さんは、やせた土地だった出北が、牧野藩家老藤江監物と郡奉行江尻喜多右衛門が死を賭して享保16(1731)年に完成させた岩熊井堰(いせき)により、豊かな田園地帯へと生まれ変わった歴史を紹介。

 自分が幼かった戦前には、地元の多くの人たちが用水路で水浴びをしたり、長浜の松林まで見渡すことができたことなど、今はなき風景を振り返った。

 岩佐さんと同世代の兒崎さんは、古くから「天神様」として地元の人に親しまれてきた出北神社の祭りの思い出を披露。昔は祭りになると、地区内には家々の戸板を外した上にお菓子などを並べて売る光景が至る所で見られ、多くの参拝者でにぎわったと話した。

 一方、金子さんは神社の老朽化を指摘。天井画や彫刻、こま犬など文化財的価値のある構造物や、子どもの遊び場だった境内も傷んだ部分が目立つようになって訪れる人が減り、修繕費もないといった悩ましさを語った。

 佐藤さんは、区長をはじめとする区役員の担い手がなく、区の行事に参加する住民も限られていることを報告。高齢化も深刻で、「このままでは区の存続自体が危ぶまれる」と警鐘を鳴らした。

 こうした状況について岩佐さんは、地縁・血縁者が主体だった出北地区が、戦後の経済成長に伴う区画整理とともに大きく様変わりした経緯を紹介。祭りの時にはそれぞれにみこしを出していた複数の親子会が今では一つに統廃合され、高齢化や農家の減少、核家族化などで住民同士の交流も希薄になったとして、「どこかで立て直さなければ」と訴えた。

 改善の足掛かりとして兒崎さんは、ばんば音頭を伝承する会が地元の伝統文化などを掘り起こして取り組んでいる活動を報告。水神様巡りや七草会、三色餅づくりなどを兼ねたひな祭り、神楽鑑賞や神主の話を聞いたりする天神様の夏祭り、夏休みの子ども寺子屋、旧ばんば音頭の盆踊り、昔の遊びや農産物など地場産品の出店が並ぶ新嘗(にいなめ)祭と、親子会も巻き込んで展開しているという。

 こうした地道な活動に年々参加者が増加し、「境内が埋まるくらいの人が集まってくれるようになった」と紹介。「天神様は人を呼び寄せる力があると思う。このすばらしい建造物、おもてなしの心を伝えていくことの大切さを痛感している。知恵を絞りながらしっかり伝承していきたい」と力を込めた。

 金子さんは、神社でのしめ縄作りや神楽などの行事を回覧板やチラシ配布、ポスター掲示で宣伝してきたがなかなか伝わりきらないとして、「さらにPRに努めたい」。神社に興味を持って訪れる人もおり、「貴重な彫刻や祭神などを伝える看板が設置できれば」と期待を込めた。

 ミニシンポジウムには、地区内から40人近い住民が来場。県建築士会延岡支部の小嶋健晴さんの進行で進む4人の意見交換に、興味深く耳を傾けた。