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東九州道門川〜日向−ワイヤロープ設置へ
本紙掲載日:2017-05-06
3面

西都IC南側の本線に設置されたワイヤロープ(4月30日撮影)

24日〜6月3日、夜間通行止め

 暫定2車線区間の上下線を分離しているラバーポールに代わり、衝撃緩和性能を持つワイヤロープを試験設置する工事が24日から、東九州自動車道の門川IC―日向IC間で始まる。同工事のため、門川―日向間は24日から6月3日まで断続的に夜間通行止めを実施する。

 高速道路の正面衝突事故を防止する対策としてNEXCO西日本宮崎高速道路事務所が施工。門川IC―日向IC(13・9キロ)のうち、門川南スマートインター付近と富高川と交差する本線付近、日向ICの北側付近の3カ所(計約3キロ)の区間で、上下線を隔てている既存のラバーポールを取り外し、ワイヤロープを設置する。

 工事に伴う夜間通行止めは、24日(水曜)―27日(土曜)までの3夜間と29日(月曜)―6月3日(土曜)までの5夜間。いずれも午後8時から翌朝6時まで。悪天候の場合は実施しない。

 NEXCOによると、西日本管内の試行設置区間は、4道6区間(総延長38・7キロ)。東九州道は西都―宮崎西(16・8キロ)の8・6キロで4月10日から実施中。既に西都IC北側で設置を終え、残りの区間は9日(火曜)―24日(水曜)までの11夜間で行われる。

 日本の有料高速道路9322キロのうち、約3割の2538キロが暫定2車線区間。その大部分の約1700キロが上下線をラバーポールで区分する構造で、各地で反対車線に飛び出す事故が相次ぎ、平成27年に発生した2977件の事故のうち、対向車線飛び出し事故は334件、うち73件は死傷事故。死亡事故は4車線区間の約2倍の発生確率という。

 ワイヤロープは、「高い衝撃緩和性能」「狭い幅で設置が可能」「短時間で容易に開口部を設置」――などの特徴があり、車両衝突時に中間支柱が倒れ、ロープのたわみが車両の衝撃を緩和するほか、事故などの緊急時に〃人力〃のみで容易にワイヤロープと支柱を取り外すことができる。