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10冊の詩集を1冊に
本紙掲載日:2017-06-16
10面

杉谷昭人さん
発刊された「杉谷昭人詩集全」

「杉谷昭人詩集全」を発刊−「日之影」「宮崎の地名」など

 宮崎市在住の詩人、杉谷昭人さん(82)の10冊の詩集を1冊にまとめた「杉谷昭人詩集全」が発刊された。786ページにわたって「日之影」「宮崎の地名」などの作品群や、これまで向き合ってきた農山村の人々のひたむきな生活と詩業への思いが詰まっている。

 「あとがきにかえて」で自身の半生と、1〜10冊のそれぞれの詩集の背景を記している。

 それによると、昭和10年に朝鮮半島で生まれ、戦後、家族と共に宮崎に引き揚げてきた。大宮高校時代に文芸部で詩を書き新聞に投稿し始めたのが詩の出発点。

 宮崎大学に入学、金丸桝一ら青年詩人の詩誌「DON」に加わった。昭和33年に卒業すると教師に採用され、日之影中学校に赴任。「私が県北に赴任したことで延岡市で詩誌『花束』を拠点に活動していた本多利通、田中詮三、みえのふみあきの3人が『4人で新しい詩誌を出そう』と誘ってくれたのがきっかけで私たちは詩誌『白鯨』を創刊した」

 昭和39年、延岡向洋高校(現延岡工業高校)、44年延岡西高校に異動。6年間過ごした日之影に心を動かされ第1詩集「日之影」(昭和40年)、第2詩集「わが町」(同51年)の舞台は日之影。第3詩集「杉の柩」(同57年)は延岡の詩人渡辺修三がモチーフ。

 第4詩集「宮崎の地名」(同60年)で農山村の生活と地名に焦点を当て、第5詩集「人間の生活―続・宮崎の地名」(平成2年)でH氏賞。第6詩集「村の歴史―続々・宮崎の地名」(同6年)、第7詩集「耕す人びと―宮崎の地名完」(同9年)まで地名シリーズが続いた。この間、昭和61年から平成7年まで県高教組委員長。翌8年から鉱脈社編集顧問として入社。

 第8詩集「小さな土地」(同12年)も地名シリーズの延長。第9詩集「霊山(おやま)」(同19年)は五ケ瀬川水害など災害や戦争の危機をやはり日之影の人々の目線で詠み、壺井繁治賞。第10詩集「農場」(同25年)は県内で約30万頭の牛、豚が殺処分された口蹄(こうてい)疫、新燃岳の噴火、東日本大震災と人々の気持ちを詠み、小野十三郎賞。

◆世界を我が物にしえたのは無名の人びと

 最後にこうまとめている―「私たちは自分たちの足元を毎日ゆっくり耕しつづけていく以外に、自分の世界を手にする方法はないのだ。世界を我が物にしえたのは、毎日を平凡に、しかし誠実に生きている無名の人びとだった。二十代の私がはじめて教員となった土地で学んだのは、そういうことであった。それ以降、その時々でまとめてきた詩とその思想が今日なお有効性を持ちえているかどうかは、自分ではたしかな判断はできないが、詩を長年つづけた者として、その信念と自負だけは失いたくないと思う」
(鉱脈社刊、8000円)。