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音楽朗読映像でつづる−童夢コンサート
本紙掲載日:2017-06-19
7面

よみがえった、昭和の児童詩、80年前の延岡

◆世代を超え時代を越えて心つながる

 音楽と朗読、映像の〃共演〃によって生まれた「童夢コンサート」は17日、延岡市のハーモニーホールで開かれ、幼児、小学生、若い夫婦、高齢者約180人が参加、世代を超えて楽しい時を過ごした。

 このコンサートは、日向市出身のピアニスト松浦真由美さん(東京在住)が県北の特別支援学校で開いている「にじいろ音楽会」の出演者とスタッフが中心になって企画した。

 昨年から亀井の丘町づくり実行委員会(吉田量基会長)の延岡市市民まちづくり活動支援事業の採択事業として実施。夕刊デイリー新聞社、サラみやざき、宮崎マルチメディア専門学校の協力。

 最初に、松浦さんと宮崎市の俳優・声優の池田知聡さんが昨年度のにじいろ音楽会で上演した映像・ピアノ・朗読による構成作品「そよそよの木の下で」を上演した。

 延岡市出身の三橋幸四郎さん(宮崎マルチメディア専門学校副校長)が制作した映像をスクリーンに映し出し、松浦さんのピアノと池田さんのナレーションで虫や花たちの世界を鮮やかな色彩とゆっくりしたテンポで描いた。

 松浦さんは、お菓子の世界をピアノで表情豊かに、さらにリスト作曲「愛の夢」第3番を穏やかでロマンチックに演奏。客席の子どもたちも引き付けた。

 後半は、戦前のまだ平和だったころの子どもの綴方(つづりかた)を4人の子どもが朗読。さらに、昭和15年に宮崎県教育会が発行した文集「日向」から「兄」を池田さんが松浦さんのピアノと共に朗読した。戦争へと突き進む時代の中で、兄を兵隊に取られた弟の悲しみを池田さんは繊細に表現し、観客の心を揺さぶった。

 今回のコンサートで特に注目されたのは、昭和10年代に延岡市内を撮影した動画と、延岡市出身のミュージシャン猪野秀史さん(東京在住)のオリジナル曲「うまれたまちで」のコラボレーション作品だった。

 映像は延岡市東本小路の佐藤隆俊さん(83)の提供。隆俊さんの父、幹(つよし)さんが子どもの幼い頃を撮ったプライベートフィルムだが、花見でにぎわう城山や祭りの様子、現在の延岡市役所の場所にあった延岡小学校での地区対抗運動会なども撮影されており、提供を受けた夕刊デイリー新聞記者が編集した。

 曲を作った猪野さんは、東京を中心にライブ活動や優れたミュージシャンたちと共演をするなど活躍している。今回の作品「うまれたまちで」は、猪野さんのふるさとへの思いが込められており、空襲や開発で失われた延岡の懐かしい風景と人々の笑顔と見事に重なり合っていた。観客の中には身を乗り出し、食い入るようにスクリーンを見詰め、涙を流す人もいた。

 70歳の女性は「80年前の延岡を知ることができて幸せです。次世代につなぐことの大切さを感じました」とアンケートに記していた。

□主催/亀井の丘町づくり実行委員会
□協力/夕刊デイリー新聞社
    サラみやざき
    宮崎マルチメディア専門学校


◆童夢コンサート−昭和初期の綴方

 延岡小学校の児童4人が、宮崎大学名誉教授の菅邦男さんが掘り起こした昭和初期の小学生の詩を朗読しました。4人が朗読した詩を紹介します。(いずれも現代表記にしました)


◆「しずかな夜」草川小4年・金丸実
昭和6(1931)年に児童誌「赤い鳥」に掲載された作品。「赤い鳥」は大正7(1918)年創刊の有名な子ども向け雑誌で、小説家の鈴木三重吉が創刊した。
大正時代から昭和初期に県北の小学生たちの綴方・児童詩が「赤い鳥」に数多く掲載された。「その背景には、熱心に子どもたちと向かい合った先生たちの存在があった」(菅さん)。
この作品は、人通りもなくなった夜道を使いにやらされる子どもの不安な気持ちが表れている。「あかぜに」というのは「赤い銭(あかせん)」、つまり一銭銅貨のこと。

□朗読/重黒木侑君(延岡小3年)
しずかな夜
しんとした夜、
まっくらな夜、
だれも通らぬ
まよなかに、
お父さんのさけのむ
とうふかひに、
まあるいまあるい
あかぜにを
五つもっていったんだ。


◆「がらがらぐさ」土々呂小2年・吉井巳義
昭和8(1933)年、「赤い鳥」掲載。菅さんによると、これまで「赤い鳥」では宮崎県の小学生の詩は中学年以上のものだったが、土々呂小学校の登場で初めて低学年の詩が掲載されることになったという。
指導教諭は木村寿。昭和7年に土々呂小に赴任し、同9年までの3年間、1〜3学年を受け持った。以下3編は木村寿の指導作品。

□朗読/橋口夢月(はしぐち・める)
がらがらぐさ
どてに、ひらいている、
がらがらぐさ。
白い花がゆれる。
とってゆすぶれば、
がらがらちらちら
ちいさな、おとだよ。


◆「つばき」土々呂小2年・齋藤一
詩人の百田宗治が昭和9年に出した「小学児童の詩」に掲載された。「くどうのつばき」は「工藤さんの家のツバキ」のこと。

□朗読/河野直生君(延岡小2年)
つばき
くどうのつばきはまんまるい、
だんだんになって美しい、
葉は青で丸いね。
つばきの下で
ニワトリこけこけ
ニワトリうれしいようにしている。


◆「きりの山」土々呂小3年・川名信一
土々呂小の文集「光」第18号に掲載。

□朗読/柳田陽詩(やなぎた・ひなた)
きりの山、
僕たちののぼるあたご山、
きりがはっている、
するっと流れている、
きえてまたあつまってくる、
高い山、
あのきりの中にのぼるのだよ。