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鋼矢板の打設終わる−北川町川坂
本紙掲載日:2017-06-24
1面

約600枚の鋼矢板の打設を終えた延岡市北川町川坂地区の河川災害復旧工事現場

河川浸透抑える工事、7月中に完成−延岡

 昨年9月の台風16号後に「パイピング」現象の跡が多数見つかり、県が対策を進める延岡市北川町川坂地区の工事は、堤防地下の河水の浸透を抑える鋼矢板の打設を終えた。矢板上部をコンクリートで固めるなどし、7月中に完成の見通し。

 県延岡土木事務所によると、「パイピング」は、河川が増水して川底に対する水圧が高まることで、河水が堤防地下の砂利層などを浸透し、地表から砂などと一緒に噴き出す現象。土砂流出による堤防の陥没や破堤につながる危険がある。

 鋼矢板の打設工事は、北川左岸側の川坂大橋の上流約300メートル、下流約220メートルの計約520メートル区間(4工区)で実施。4月下旬から堤防と河川の間に長さ約13メートル、幅約90センチの鋼製の矢板約600枚を連ねて打ち込む作業が行われていた。

 打設した鋼矢板の上部はコンクリートで固める。今後は工事用道路の敷設などで持ち込んだ土砂の運び出しなどを行い、予定工期通りの7月完成を見込む。事業費は約4億円。国の災害復旧事業の採択を受け、3分の2が国負担となる。

 同地区では、台風16号後、川坂大橋近くの堤防沿いの田畑を中心に31カ所の噴出跡が確認されたため、県が主な12カ所に土のうを使った水防工法を応急的に実施。3月15日に現地で安全祈願祭が行われ、災害復旧工事がスタートしていた。