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内藤記念館、基本設計まとまる−延岡市教委
本紙掲載日:2017-06-30
1面

新内藤記念館のイメージ図

現在地−2・4倍の広さ、2階建て

◆現施設、7月上旬から解体

 延岡市教育委員会は、再整備を進めている内藤記念館の基本設計の概要をまとめた。新施設は、同記念館の建物が立つ同市天神小路の敷地(8820平方メートル)に、現在の約2・4倍の広さの鉄筋コンクリート2階建ての本棟(延べ面積3368平方メートル)と、木造平屋建ての和室棟(同192平方メートル)を建設する。29日の定例会見で、首藤正治市長が明らかにした。

 新たに建設する内藤記念館は「延岡の歴史を学び継承し、未来を創造する拠点」をコンセプトに歴史民俗博物館として、国の公開承認施設を目指して事業を進めている。現在の敷地への東西の入り口を生かしながら、敷地全体に回遊性を持たせる配置とし、敷地西側に駐車場を整備する計画。

 本棟は、全体の延べ面積が広くなることに伴い、展示スペース(1271平方メートル)は現在の約2・1倍、収蔵スペース(691平方メートル)は約5・8倍を確保。1階に団体見学者が集まれるエントランスホールや美術展の開催が可能な企画展示室など、2階に延岡の歴史をたどる平常展示室、城山を眺める展望ロビー、当時の暮らしの体験展示室などを置くという。

 「静思庵」がある本棟東側に建設する和室棟は、茶道や華道など多様な市民活動・交流拠点として利用。日本庭園と一体となる整備を行い、憩いと交流の場を提供するとともに、敷地東側の立ち木を整理し、城山(延岡城跡)の展望を確保する。日本庭園については、既存の植栽を生かして再整備し、本棟や和室棟からの景観を回復させる。

 内藤記念館再整備事業については、平成26年度に基本構想・基本計画を策定し、27、28年度で建築基本設計と展示基本設計が完成。今年3月には同記念館を閉鎖し、市役所南別館に文化課を移転するとともに、6月17日には同別館1階に展示室をオープンし、記念館の一部収蔵品の約300点を展示している。

 今年度は、より詳細な建築実施設計、展示実施設計を行う。また、既存の施設建物については、7月上旬から解体を行った後、埋蔵文化財の発掘調査を実施。東斜面や建設予定地の樹木の一部伐採を計画している。次年度以降は、本棟の建築主体工事は平成30年度、和室棟工事は31年度からを予定している。