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4年連続〃日本一〃
本紙掲載日:2017-07-08
1面

河川敷で採取した水を振って臭いを嗅ぐ黒岩小の児童(昨年8月22日、祝子川の河川敷で行われた水生生物調査)

五ケ瀬川の水質−もっとも良好

◆国交省、28年の現況調査

 国土交通省は7日、同省が直轄管理する全国109水系164の1級河川の平成28年水質現況調査で、「水質がもっとも良好な河川」(環境省が定めるBOD値が基準以下)に五ケ瀬川、小丸川など全国18河川がランクインしたと発表した。五ケ瀬川は4年連続で通算5度目の〃水質日本一〃に輝いた。

 調査は、昭和33年から全国各地の1級河川を対象に行われ、1年間に測定したBOD(生物化学的酸素要求量)の平均値を河川ごとに集計し、その「きれいさ」をランク付けしている。

 五ケ瀬川水系では、三輪、松山橋(五ケ瀬川)、大瀬橋(大瀬川)、中州合流点(祝子川)、白石(北川)で月に1回BOD値を測定。その結果、基準点の三輪=0・5▽松山橋=0・5▽大瀬橋=0・5▽中州合流点=0・7▽白石=0・5の5地点とも環境省が定めるBODの基準を満足した。

 良好な水質が証明された河川は全国で18(昨年15)河川のうち、九州では宮崎県の五ケ瀬川、小丸川のほか、球磨川水系の川辺川、球磨川(熊本)、松浦川水系の厳木川(佐賀)の計5河川がランクインした。

 五ケ瀬川は過去10年間の数値でも良好な水質を示しており、平成22年度は全国16位、九州3位だったが、翌23年度は沿線住民の水質改善に対する努力が奏功し初めての日本一に。翌24年度は松山橋地点のBOD平均値が0・1ポイント下がったためランクから外れたが、翌25年は松山橋のBOD値が再び0・5に改善。三輪地点も0・5を保ち、日本一に返り咲いた。

 良好な水質は、小学生や市民の協力で同省延岡河川国道事務所(北園猛所長)が昭和60年から実施している水生生物による簡易水質調査でも証明された。28年は、三輪(五ケ瀬川)、大瀬橋(大瀬川)、小川・永代橋(北川)、桑平橋(祝子川)の4地点で37人の小学生や大学生が参加して調査を実施し、カワゲラ類、ナガレトビゲラ類、ヒラタカゲロウ類などを確認、全地点で「きれいな水」と判定された。

 4年連続の日本一に、北園所長は「きれいな水の保持は、河川管理者と住民の皆さんとの協力で成り立っています。今後も継続して五ケ瀬川の水質がトップクラスを保持できるよういっそうの協力をお願い致します」とコメントした。

□BOD
「水質環境の保全に関する基準」のうち一般的に河川の水質を表す数値。水中の汚濁物質が水温20度で5日間のうちに微生物により酸化分解される過程で消費される酸素量を示す。