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井伊家から内藤家に 充姫の場合
本紙掲載日:2017-09-06
7面

講演する神崎直美さん

神崎直美さん大名家の婚姻解き明かす−延岡で講演会

 城西大学経済学部教授の神崎直美さんの講演会「お姫様のお嫁入り〜充姫の場合」が9月2日、延岡市のカルチャープラザのべおかであった。延岡藩主・内藤政順(まさより)公と、後の充真院である充姫との婚礼に関する資料を読み解き、江戸時代の大名家の結婚がどういうものだったのかを解説した。主催は延岡市教育委員会、旭化成ひむか文化財団、夕刊デイリー新聞社。

 「充(みつ)」は、寛政12(1800)年に彦根藩・井伊直中の第9子として生まれ、「充姫」と呼ばれた。後に大老となり、江戸城桜田門外で暗殺された井伊直弼は実弟。神崎さんは充姫を「大変好奇心豊かな才女。いろいろなものを見聞して楽しみ、文筆の力も優れていた」と紹介。

 一方の内藤政順は幼名「亀之進」、文化3(1806)年12月にわずか9歳で藩主になった。そして、文化12(1815)年6月13日、政順18歳、充姫16歳で結婚する。

 縁組の相談は約1年前から始まった。神崎さんは「大名家の婚姻は藩の一大事業。家臣がさまざまな準備に奔走した」という。

 当時、婚礼には幕府から許可が必要で文化11年12月14日に幕府から許可され、これから翌年6月の婚礼まで両家は使者、贈答儀礼を繰り返しやり取りしている。

 神崎さんによると「この婚礼は実は〃じみ婚〃だった」。明治大学博物館が所蔵する内藤家文書の中から充姫婚姻関係史料を見ると、次のような記録がある。(以下、神崎さんの現代語訳)

 「現在の世相のことや、それに加えてこちらも段々と物入りのために出費がかさんでいるので、できるだけ簡略に引っ越し(充姫が結婚のために、井伊家の屋敷から内藤家の屋敷に移る)をするようにしたい−−」

 「引っ越しの行列については(中略)、略式で行うので、最近の略式での行列の例に準じて、御先行列は省略することにして−−」

 輿(こし)入れ行列を略式にするなど、史料からは「派手なものではなく、大名としては控えめなものだった」ことが分かるという。

 両家のやり取りの中で、内藤家から井伊家に充姫の琴や三味線、お香(香道)などについて問い合わせる史料もあり、「充姫が内藤家に来てから心地よく過ごせるように、あらかじめ準備をしておこうとする心遣いが垣間見られる」と話した。

 充姫の引っ越し、輿入れは、江戸の井伊家上屋敷(桜田御門之外)から内藤家上屋敷(虎ノ門)への移動で、その距離は「600〜700メートルぐらいだった」と神崎さん。彦根藩と延岡藩間の引っ越しをイメージしていた参加者からは意外そうな声が上がった。

 神崎さんによると、大名家の婚姻に関する研究は少なく、家と家との婚礼であるため結婚する当事者たちの姿が記録からはあまり見えないという。ところが、充姫の婚姻関係資料や藩政文書が残っていることから、「今後、まだまだもっと詳しく充姫の婚礼を明らかにすることができる」と研究への意欲と期待を見せた。

 講演後、参加者からは質問が相次ぎ、充真院について熱心に研究を続けている理由について神崎さんは「私自身、充真院さんの魅力に取りつかれているので」と説明した。

 会場の延岡市立図書館セミナー室は約70人の聴講者で満席。中には、この講演を聞くために愛知県から訪れた親子、歴史に興味があるという市内の小学6年生も母親と一緒に参加して熱心に聴講するなど充真院に対する関心の高まりが感じられた。


延岡市で開かれた講演会