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恒久平和へ誓い新た
本紙掲載日:2017-10-16
2面

詩人・峠三吉の原爆詩集を朗読する日向HuRPのメンバー

戦没者追悼式−日向

◆中高生による詩の朗読も

 平成29年度の第65回日向市戦没者追悼式は10月14日、同市中央公民館であった。同市戦没者追悼奉賛会(会長=十屋幸平市長)や遺族らが参列し、太平洋戦争などで犠牲となった1789柱の戦没者の冥福を祈るとともに、恒久平和への誓いを新たにした。

 全員で黙とうをささげた後、十屋市長が「今後も戦争の事実を風化させることなく、世界の恒久平和の確立と希望に満ちあふれた明るい社会の実現を、共に力を合わせて成し遂げていくことを決意する」と追悼の言葉を述べた。

 同市遺族会連合会の新名敏文会長は「今日の平和と繁栄が、尊い犠牲の上に築かれたものであることを決して忘れることなく、戦争の悲惨さと平和の尊さを次世代に継承していくことが私たちに課せられた使命」と誓いを立てた。

 参列者は会場に設けられた祭壇や献花台に菊の花を手向け、戦禍に倒れた肉親を思いながら静かに手を合わせていた。

 生田流箏曲日向市三曲会の黒木基心(もとみ)さん=財光寺南小6年=、康心(やすみ)さん=同4年=姉妹が、歌いながら「さくら二重奏」を献奏。

 市内の中学生と高校生でつくる人権と平和を学ぶグループ日向HuRP(ハープ)(脇楓花会長、7人)は「若者による平和への願い」と題し、詩人・峠三吉の原爆詩集に収められた「8月6日」などを朗読。戦争の悲惨さと平和の尊さを訴えた。来場者は熱心に耳を傾けていた。

 同市の殉国慰霊塔には、西南戦争から太平洋戦争までの戦禍で犠牲になった1789柱が合祀(ごうし)されている。