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若山牧水賞に三枝浩樹さん
本紙掲載日:2017-10-18
1面

 若山牧水賞運営委員会(委員長・河野知事)は10月18日、第22回若山牧水賞に歌人の三枝浩樹(さいぐさ・ひろき)さん(71)=山梨県甲斐市在住=を選んだと発表した。受賞作品は歌集「時◎(◎は示に壽)集(じとうしゅう)」(角川文化振興財団発行)。

 三枝さんは同県出身で、法政大学文学部英文学科を卒業。平成28年に「二〇一五年夏物語」31首で第52回短歌研究賞を受賞し、現在は短歌結社「沃野」の代表を務める。

 主な歌集は「朝の歌」「世界に献ずる二百の祈」「歩行者」など。
受賞作品「時集」は第6歌集として今年2月発行された。16年ぶりの歌集で600首近くが収録されている。

 県庁で会見した選考委員で歌人の伊藤一彦さんは「時の長さや密度が出ている。人生を問い、文学を問う、問いかけの歌集だ」と講評した。

 授賞式は来年2月7日午後2時から宮崎観光ホテルで開き、同6時から同ホテルで祝賀会を行う。三枝さんは翌8日午前に延岡市の聖心ウルスラ学園を訪問し、午後は同市のカルチャープラザのべおかで受賞者記念講演を行う予定。

 賞は日向市東郷町坪谷に生まれ、日本短歌史に偉大な足跡を残した若山牧水の業績を顕彰し、短歌文学界の発展に貢献することを目的に平成8年に創設。全国の有力歌人にアンケートを行い、上位に選ばれた歌集を審議した。

【三枝さんコメント】
「われ歌をうたへりけふも故わかぬかなしみどもにうち追はれつつ」。牧水のこの歌に支えられ励まされた初心の日々を懐かしく思い起こします。