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秋・冬の展示リニューアル
本紙掲載日:2017-11-01
7面

芝田米三の「太陽と群馬」
後藤純男の「行く秋大和」
若山牧水の「ふるさとの尾鈴のやまのかなしさよ秋もかすみのたなびきてをり」

精孝美術館−文化の日を前に

 延岡市松原町の精孝(きよたか)美術館(吉田康世館長)は、3日の「文化の日」を前に美術品の入れ替えを行った。季節の移り変わりとともに館内展示をリニューアルしており、今回は「秋・冬」をテーマに27点の美術品が新たにお目見えした。

 郷土の歌人若山牧水の掛け軸コーナーは、若山牧水延岡顕彰会前会長の塩月眞さん(86)が選定。大正元(1912)年11月の父立蔵の死去に際し、故郷坪谷に留まるか否かで悩んだ時期の歌「ふるさとの尾鈴のやまのかなしさよ秋もかすみのたなびきてをり」など5作品が並ぶ。

 また、日本画家の後藤純男の日本画「行く秋大和」、リトグラフ「月」、洋画家の芝田米三の水彩画「太陽と群馬」、〃日本のピカソ〃ともいわれる幸寿の油彩画「夢の風景」。

 また、ピカソのエッチング作品、シャガールのリトグラフ作品、丸山応祥のびょうぶ絵、良寛の書など和洋多彩な作品を楽しめる。

 入れ替え作業を見届けた吉田館長は「美術に造詣の深い吉田病院スタッフの協力をいただき、文化の日を前に作品の選定、入れ替えを終えることができました。とても感謝しています」と話した。

 精孝美術館は今年2月20日に延岡市初の美術館として開館。吹き抜けの1、2階ギャラリースペースに、医療法人建悠会吉田病院(吉田建世理事長)を創設した吉田精孝氏(故人)が生前収集、所有した美術品などを展示している。

 入館料は無料。開館日は月、火、木、金曜日の午前11時〜午後4時。ただし祝日と吉田病院休診日は休館。問い合わせは吉田病院内(電話延岡37・3191)。

◆文化の日は開館

 同館は祝日を休館日にしているが、文化の日の3日は通常開館する。「多くの方に芸術の秋を楽しんでもらえれば」と来館を呼び掛けている。