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延岡JCとシニア会60周年記念事業
本紙掲載日:2018-01-16
1面

市指定有形文化財の「紫糸素懸威二枚胴具足」。かぶと、よろいなどを含めて「具足」という
内藤政擧公
首藤市長に目録を手渡す高橋理事長と有村会長(写真左から)

最後の延岡藩主、政挙公の具足

◆複製品を寄贈へ−首藤市長に目録贈る

 延岡青年会議所=JC=(高橋忠司理事長)と同JCの卒業者でつくるシニア会(有村誠会長)は、最後の延岡藩主内藤政擧公の具足の写し(複製品)を延岡市に寄贈する。同JCの創立60周年を記念した合同事業で300万円相当。15日、首藤正治市長に目録を手渡し「新内藤記念館で、手に触れたり試着したりできる展示物として活用してほしい」と話した。

 政擧公は嘉永3(1850)年、掛川城主(静岡)太田資始の三男として江戸で生まれ、10歳で内藤家の養子となり、12歳で家督を継いだ。明治維新(1868年)を迎えた時は18歳。このため政擧公の「紫糸素懸威二枚胴具足」は身長160センチ以下、胴回りも細めに作られている。延岡市に寄贈され、市指定有形文化財となっている。

 延岡JCは平成19年に創立50周年記念で延岡の偉人、文化、歴史などを詠み込んだ「延岡蓬莱(ほうらい)かるた」を作成。同かるた大会を毎年開き、郷土愛を育む取り組みを行っている。その中の「ふ」の札が内藤家を詠んだ「藤の御紋の内藤様よ」。

 創立60周年を迎えた昨年は延岡城下町ブランドの確立を目指す「延岡城下町プロジェクト」を打ち出した。これらを地域により深く浸透するため、また、地域への感謝を形に表したいと、シニア会と合同で今回の事業を決めた。

 写しは本物と寸分違わぬように製作中で5月に完成予定。同JC第39代理事長でもある首藤市長の任期満了が間近いことから、完成前に目録を手渡した。

 高橋理事長(62代)と有村会長(36代理事長)は「具足に触れたり実際に着けたりすることで、延岡の城下町としての歴史に市民が親しみ、誇りに思うようになってもらえればうれしい」。首藤市長は「新内藤記念館の体験展示コーナーで活用させてもらいたい。今後も延岡JCとして、若者の視点から城下町づくりに取り組んでほしい」と話した。新内藤記念館は2020年に建物が完成する予定。