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釈尊の誕生日祝う

本紙掲載日:2018-04-09
8面
花御堂の中の誕生仏に甘茶をそそぐ参詣者(本東寺)
日本舞踊で彩りを添えた法要後の演芸会(天福寺)

県北の各寺院で花まつり

 4月8日は仏教の開祖釈迦(しゃか)の生誕日。各地の寺は「灌仏会(かんぶつえ)花祭り法要」を営み、釈迦の誕生日を祝った。


 紀元前5〜6世紀のネパール。母マーヤー夫人が出産のため郷里に帰る途中、アショーカ樹の花咲く小枝を折ろうとした時、その脇から生まれた釈迦は、7歩歩いて右手で天を、左手で地を指さし「天上天下唯我独尊」と言ったと伝えられる。8日は、「誕生仏」と呼ばれる釈迦のこの姿をかたどった小さな像が各寺の本堂前に据えられ、参詣者が甘茶を像にそそいで手を合わせた。甘茶をそそぐのは、釈迦が誕生した時、竜神が甘露の雨を降らしたという故事に基づく。


◆吉田静正副住職から釈迦誕生の物語聞く−延岡・本東寺

 延岡市松山町の本東寺(吉田海心住職)の花祭りには70人が参加。それぞれが誕生仏に甘茶をそそいだ後、本堂に上がり、全員で「南無妙法蓮華経」と題目を唱えた。吉田静正副住職が釈迦誕生の物語を話した。


◆日本舞踊藤貴流が舞を奉納−延岡・天福寺

 延岡市小峰町寶圓山天福寺(桑井大豪住職)の「弁財天花まつり」は8日、同寺で行われ、檀家(だんか)や地域の人たちが訪れてにぎわった。

 本堂では、桑井住職による「大般若経600巻転読法要」が営まれ、地域の繁栄や家内安全、商売繁盛、所願成就などを祈願。転読の華麗な動きに参拝者が見入った。

 法要の後は檀家で日本舞踊藤貴流の皆さんが舞を奉納。家元の藤貴寿秀さんは富士山の四季を歌った「富士」と、めでたい舞いを披露し、大きな拍手が送られた。

 同寺はご本尊の阿弥陀如来のほかに、七福神の1人、弁財天を祭っている。平成に入って途絶えていた伝統の祭りを復活させて地域を盛り上げようと、一昨年から檀家と協力して行っている。

 境内では参拝者に甘茶やお菓子などが振る舞われた。訪れた人たちは本堂前に置かれたお釈迦さまの像に、甘茶をかけて手を合わせていた。


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