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岩峰群を前に安全祈願

本紙掲載日:2018-04-23
1面
花こう岩を流れ落ちる滝。新緑と青空に映える景観に参加者から歓声が上がった
大崩山を正面に見る美人の湯駐車場で行われた山開きの安全祈願祭

大崩山開き−ユネスコエコパークの核心部

◆滝までのトレッキングも

 宮崎、大分両県にまたがる「祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク」の核心部となる大崩山(標高1644メートル)の山開きが21日、登山口に近い延岡市北川町上祝子の祝子川温泉美人の湯であった。初夏を思わせる陽気の中、主催した延岡観光協会北川支部(支部長・井本成夫北川総合支所次長)や市、地元関係者ら約50人が期間中の安全を祈願した。

 大崩山の雄大な岩峰群を正面に見る会場で神事の後、井本支部長が「祝子川地区には美人の湯や神さん山、落水の滝などの観光資源があり、西郷隆盛ゆかりの地でもある。大自然を肌で感じながら楽しんでほしい」とあいさつした。

 安全祈願祭に続き、祝子川支流の武平谷にある滝までのトレッキングも行われた。市内外から参加した約30人は、まばゆい日差しにきらめく新緑の中を1時間ほどかけて山歩き。花こう岩の一枚岩を3段に流れ落ちる落差40メートルの滝に着くと、写真を撮ったり、しぶきを浴びたりしながら雄大な自然美を満喫した。

 参加した延岡市出北の安東栄子さん(72)と甲斐僖子さん(73)は「初めて来たが、青空に映える滝の眺めが素晴らしい」と感想。大分県宇佐市の会社員、植松茂さん(55)は「手つかずの自然が残る大崩山は九州でも別格の存在。また一ついい場所を知ることができた」と大崩山系の懐の深さに感動していた。

 トレッキングを企画した市地域おこし協力隊の山田裕紀さん(36)は「大勢の人に参加してもらえてありがたい。天気にも恵まれ、北川町の自然の素晴らしさを知ってもらえたのではないか」と話していた。下山後は、しし鍋の振る舞いもあった。

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