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県の天然記念物・クマガイソウ咲く

本紙掲載日:2018-04-24
1面
県指定天然記念物の自生地に咲くクマガイソウ(4月23日)

4月24日から特別公開−高千穂町押方

 希少植物のクマガイソウが、県の天然記念物に指定されている高千穂町押方の自生地で丸みを帯びた特徴的な花を咲かせている。この自生地を管理する「高千穂森の会」(興梠幸男会長、11人)は4月24日から特別公開を始めた。

 クマガイソウは、ラン科の多年草。近い将来に野生での絶滅の危険性が高いとして、県版レッドデータブックで絶滅危惧毅体爐吠類されている。

 30〜40センチほどの背丈の茎先に薄紫の脈がある袋状の花を付け、その名は平安時代末期―鎌倉時代初期の武将、熊谷直実が背負っていた武具「母衣(ほろ)」の形に似ていることに由来している。

 興梠会長(77)によると、今年は暖かい日が続き、昨年より10日ほど、例年より4、5日ほど早い先週始めごろから開花。23日現在、全体の6、7割ほどが咲いている。花期は1週間から10日ほどと短いが、咲き始めから日がたつにつれて花の形はさらに丸みを帯び、脈の色も濃くなるという。

 標高772メートルの鳥屋岳中腹にある同町の自生地は、間伐や枝打ちなど管理の行き届いたスギ林に囲まれており、昨年2月に県指定の天然記念物に。また、県野生動植物の保護に関する条例に基づく重要生息地にもなっている。自生数は約6千本。自生地としては「国内でも最大規模」(興梠会長)という。

 特別公開は5月3日までを予定しており、午前9時からと午後1時からの1日2回。事前の予約と、自生地の管理費として1人500円(高校生以下は無料)が必要。

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