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名称は「野口遵記念館」に

本紙掲載日:2018-04-25
1面
築60年以上が経過して建て替えられる野口記念館

基本構想・基本計画を策定−延岡市

◆客席600〜700、4年後開館へ

 老朽化した野口記念館の建て替え整備を進めている延岡市は、建設に向けた基本構想・基本計画を策定した。再整備にあたり名称を「野口遵記念館」と改め、まちの魅力を創造、発信する貴重な財産として長く親しまれる施設を目指す。客席数は600〜700席程度とし、2020年度着工、2022年中に開館の見通し。

 基本構想・基本計画によると、野口遵記念館は、市民のまちへの愛着や誇りを醸成し、市民のまちづくりに対する参画意欲を高め、成熟した地域社会の形成に役立つ施設として再整備する。また、活力ある地域を築くために、市外からの誘客にもつながる地域の活性化に寄与する施設とする。

 基本理念は、,泙舛悗琉γ紊噺悗蠅鮠成します∩瓦討了毀韻亮臑寮、自主的な文化芸術活動を支えます次代を担う子どもたちを育み、活力ある地域社会を築きます―の3点。市民の文化活動を支え、文化芸術に触れる機会を提供するほか、交流促進とにぎわい創出、野口遵翁の顕彰と工都延岡の歴史を伝える機能を持たせる。

 施設の面積は4200平方メートル程度。舞台芸術にも対応する音楽重心型の多目的ホールは、客席数600〜700人程度とし、市民利用を主にプロの巡回公演などにも対応できるよう計画。市民の晴れの場として、ふさわしい雰囲気と音響効果を持つデザインとする。

 また、野口遵翁の人物や功績を顕彰するギャラリーのほか、旭化成と延岡の関わりや「工都延岡」と言われた延岡市の黎明(れいめい)期の姿などをテーマにした展示室を設置。各種会議やミニコンサートなどに対応するフリースペースや練習室・リハーサル室、交流ラウンジ、授乳室・託児室などの配置も計画する。

 整備スケジュールは、設計者の選定の後、基本設計・実施設計を行い、2020年度に着工し、翌年度に完成予定。旭化成創業100周年の2022年5月、延岡市制90周年の2023年2月を見据え、2022年中の開館を目指して整備を進める。

 野口記念館は昭和30年に旭化成工業が建設し、市制20周年と同社の創業30周年を記念して市に寄贈した。旭化成創業者の名を冠し、〃文化の殿堂〃として長く市民に親しまれたが、築60年以上が経過して老朽化し、抜本的対策が急務となっていたことを受け、同社が市に再整備費として30億円を寄付していた。

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