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採捕量51キロわずか3キロ増−シラスウナギ

本紙掲載日:2019-03-07
1面

不漁だった29年並みの可能性

◆2月17日現在県の調べ

 平成30年度の県内シラスウナギ(ウナギの稚魚)漁の採捕量が、過去最少だった29年度並みとなる可能性があることが県の調べで分かった。2月17日現在(解禁後78日目)51キロとわずか3キロ増にとどまり、このままいけば今月16日の漁期終了時の数値が、統計を取り始めた6年度以降で最少の99キロを下回る恐れもあるという。7日の県議会環境農林水産常任委員会(二見康之委員長、7人)に報告した。

 県水産政策課によると、本年度の漁期は昨年12月2日〜3月16日で、出漁しない月夜前後の計15日間を除いた実質90日間。採捕量は今月に入ってからも約60キロまでしか伸びておらず、漁に適した今週の大潮(5〜8日)を含めても前期に届くかは不透明という。

 1キロ当たりの平均価格は過去最高の299万円(前年度比190万円増)まで急騰した29年より落ち着いたものの、90万円台とこの時期としては高めに推移している。

 過去10年間の県内採捕量は21年度が545キロだったが22年度から500キロ以下が続き、29年度はさらに3桁を割り込んだ。

 ニホンウナギは日本の南東2千キロ付近のマリアナ諸島沖で産卵。ふ化したシラスウナギは北赤道海流で西へ運ばれ、黒潮に乗って日本列島にたどり着くとされる。不漁の要因として、海洋環境の悪化や個体数の減少などが指摘されるが、明確な原因は分かっていない。

 同課は「中国、台湾では前期より採捕量が増えていると聞くが、多く捕れていた利根川も近年は減少傾向で国内は全体的に厳しい状況」としている。

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