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導流堤が完成−大瀬川

本紙掲載日:2019-03-19
3面
大瀬川河口に完成した新しい導流堤(国交省提供)
24年の台風14号で増水し、水圧でぐにゃりと曲がった導流堤(24年9月20日撮影)

河口の閉塞防止へ−国交省

 2度の台風で破損した大瀬川河口の導流堤復旧工事が2月末までに完成した。導流堤は、河口の閉塞(へいそく)を防ぐため、国土交通省延岡河川国道事務所(田浦星峰所長)が平成20年度までに「河川激甚災害対策特別緊急事業」(激特)で建設したが、24年の台風で左岸側、28年の台風で右岸側が破損した。

 導流堤は、流水の方向や速度を一定に保つために設けられた堤。土砂の堆積によって閉塞されるのを防ぎ、流路を維持する目的で河口や合流・分流地点に設けられる。河口に建設される場合、水面と陸地の境界線「汀線」(ていせん)から海中へ突き出して設けられ「流速を保ち、掃流力を増大し土砂を沖に押し流すことで河口に砂州を形成させないようにする機能」を持つ。

 大瀬川河口(延岡市方財町)の導流堤は、平成17年9月の台風14号被災後に採択された激特事業で整備。深さ15メートルの鋼管矢板を長さ50メートルにわたり左右両岸(幅40メートル)に打ち込み、カメラで常時監視するなどして河口に砂がたまるのを防止してきたが、24年9月の台風14号で増水した際、水流か高波により左岸導流堤のコンクリートで覆った上部端が大きく湾曲。このため、同事務所は導流堤をいったん撤去し25年度に再構築したが、28年9月の台風16号で右岸側が再び破損した。

 新しい導流堤は、総事業費3億8500万円で29年5月に着工。30年12月までに導流堤を形成するための鋼管の杭の打ち込みが完了、被災した導流堤の撤去作業が続いていた。

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