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延岡いちばん(5)伝えてほしいのべおかの宝

本紙掲載日:2019-05-01
6面

観光延岡の5本柱「自然」「産業遺産」「城下町」「食」「神話・歴史」

◆二つの出逢いの聖地−「笠沙の岬」の愛宕山、ニニギノミコトの御陵墓

 高千穂は神々が降臨した「神話の里」の中心地。延岡は、降臨したニニギノミコトがコノハナサクヤヒメと出会い結ばれた地。日向はニニギノミコトのひ孫・神武天皇が日本の国を治めるために旅立ったお舟出の地。高千穂を起点に県北地区は「神話観光」のキーワードでつながる。さらに西南戦争末期、ニニギノミコトと西郷隆盛は延岡市北川町で時空を超えて出会う−−。神話と史実が織りなす壮大なストーリーは「観光延岡」にとって強い追い風。祝子川、五ケ瀬川、大瀬川にも神話に基づく地名や伝説が数多くあり、延岡は、神話をテーマにしても魅力にあふれている。古事記や日本書紀を研究しながら、まちづくりに取り組んでいる「笠沙の会」の皆さんに「県北地域における神話観光」の可能性を聞いた。

 話してくれたのは有留秀雄会長と会員の杉本隆晴さん、柳田米敏さん。笠沙の会は、延岡市内を一望する愛宕山が、古事記に登場するニニギノミコトとコノハナサクヤヒメが出会った「笠沙の岬」であるとし、同山の展望台周辺を「出逢(あ)いの聖地」としてPRしたり、イベントを企画したりして、歴史的・観光的価値を高める活動を展開している。

 杉本さんは「県北の神話観光は天孫降臨(高千穂)、出逢い(延岡)、旅立ち(日向)の三つをテーマに連携しようというもの。このうち延岡は、笠沙の岬でニニギノミコトがコノハナサクヤヒメと出会って、一目ぼれをして結ばれる重要な場所。神様が初めてプロポーズをした聖地が、古くは笠沙の岬と呼ばれた愛宕山です」と話す。

 有留会長も次のように説明する。「この2人の3番目の子どもがホオリノミコト(山幸彦)。生まれた場所は火生野(ひふの)で、この言葉が俵野(ひょうの)(北川町)に変化したといわれています。ホオリノミコトが産湯を使ったとされるのが祝子(ほうり)川。祝子川の奥では、ホオリノミコトが預けられた、縁者のオオヤマツミの神を古くからお祭りしていたということも現地で確認しました。近くにはパワースポットとして知られる神さん山もあります」

 明治天皇のやしゃご・竹田恒泰さんは一昨年、全国放送のラジオに出演。「ニニギノミコトは高千穂に降臨した後、笠沙の岬で麗しき乙女(コノハナサクヤヒメ)と出会う。その場所が延岡。日本の文学史上初めての恋愛が始まった場所が笠沙の岬であり、神様が初めて恋愛をして自分の意志で結ばれたのが笠沙の岬」

 さらに「縁結びは出雲大社が有名だが、笠沙の岬の方がいいんじゃないかと思う。延岡の人はこのことをもっとPRした方が良い」と話した。「この言葉が、私たちの背中を押してくれました」と杉本さん。

 俵野の「西郷隆盛宿陣跡資料館」裏手にあるニニギノミコト御陵墓は、宮内庁の参考地に登録されており、地域の人たちが大切に守っている。そして神武天皇の即位から数えて2537年後の明治10年。神話は長い年月を経て、時代の主人公・西郷隆盛と出合う。

 有留さんと杉本さんはこう解説する。「和田越の決戦で敗れた薩軍は北川町に退き、俵野に陣を敷いた。だが、その3日2晩の間、官軍(政府軍)は薩軍に攻撃を仕掛けなかった。薩軍の背後に、天皇家のご先祖神の御陵墓があることを、官軍の総大将山県有朋は知っていたのでしょう」

 「そして西郷さんは天皇家から拝領した陸軍大将の軍服を焼きます。御陵墓のある俵野で焼くことで、明治天皇にお返ししようという意志があったのでしょう。そうして西郷さんは、無事に可愛岳を越えて鹿児島まで帰ることができた」

 西郷が軍服を焼くシーンは、昨年放送のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」第46話でも再現された。3人は天皇家の先祖が、西郷の最後を守ったのだと確信する。

 「ニニギノミコトと西郷さん。2人とも日本人の大好きな超有名人ですが、この2人が〃コラボ〃したのは全国で延岡しかありません。私はいつも、二つとない『時空を超えた出会いの聖地』だと強調しています」と杉本さん。

 柳田さんも「ニニギノミコトと西郷さんの出会いは、孫子の代まで誇りに思える近世の事実。延岡には、こんなに素晴らしい場所があることを、広く知っていただきたいですね」と力を込めた。

(毎週水曜日連載)

=イラストは全て延岡市在住のイラストレーターmiyu(酒井美由紀)さん

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