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連載−平成発…あの話題はいま「公衆電話」

本紙掲載日:2019-05-22
6面

激減も災害で再評価−いざという時に頼れる存在

 東京ラブストーリー、101回目のプロポーズ、ロングバケーション…。平成初期のトレンディードラマは、男女が擦れ違いを重ねながらも奇跡のクライマックスを迎える演出で次々と高視聴率をたたき出した。当時の連絡手段は家や職場の固定電話か「公衆電話」。いつでも連絡がつくというものではないからこそ、あの日、あの時、あの場所で出会えた運命に視聴者は盛り上がった。それほど日常の風景だった公衆電話の、今の姿を探した。

 NTT西日本宮崎支店によると、記録が残る昭和59(1984)年度末の公衆電話の設置台数は全国約93万4000台。市街地のあちこちに電話ボックスが立ち、主要駅には緑色の電話機がずらりと並んだ。観光地には城をモチーフにしたものなど写真映えする〃ご当地ボックス〃もお目見え。公衆電話は日常的な連絡手段だった。

 これが平成29(2017)年度末には約15万8000台と8割以上減少。宮崎県内でも同6年度末の8037台が、29年度末には2426台と7割近く減った。

 背景にあるのは携帯電話の普及だ。昭和60年にNTTから一般向けの携帯電話が登場。肩掛けベルトの付いた通信端末で重さが3キロほどあり、利用者はほんの一握り。総務省によると、4年後の平成元年度でも人口普及率はわずか0・3%だった。

 端末は当初レンタル制だったが、買い取り制へと移行。小型化やカメラ付きなど高性能化が進み、着信メロディー(着メロ)ブームやメール送信、インターネットに接続できる「iモード」などサービスの多様化が推進力となって、人口普及率は12年度に50%、25年度に100%を超えた。「1人1台」の時代に突入し、電波さえつながれば「いつでも、どこでも」連絡が取り合えるようになった。

◇あれ、つながらない…

 ここまで携帯電話が普及すると、日常的に公衆電話を利用する人も減り、街のどこに設置されているのか思い出せないことも。そんな公衆電話に再び注目が集まったのが、平成23(2011)年3月11日の東日本大震災だった。

 東北地方太平洋沖を震源とする巨大地震は首都圏も大きく揺らした。公共交通機関はストップし、人々は徒歩で帰宅。家族や友人の安否を確認しようにも携帯電話はつながらない。唯一つながりやすかった公衆電話に列をなした。

 同支店によると、震災時は固定電話で80〜90%、携帯電話で70〜95%の通信規制がかかったが、公衆電話は電気通信事業法に定められた災害時優先電話。また、停電時でも使えるため貴重な連絡手段として再評価された。

 このことが契機となって、避難所への「特設公衆電話」の整備が加速した。これは非常時のみ電話機が設置されて無料で使えるようになる回線のことで、県内ではこれまでに全26市町村の約400カ所に524回線が開設された。台風などで避難所が開設された際に使われている。

◇親と子で一緒に確認を

 「いざという時のためにも、身の回りのどこに公衆電話があるのか、どうやって使うのかを知っておいてもらいたい」と話すのは、同支店地域ふれあい促進室の坂本智子さん。同事業法では、誰でも利用できる環境を整えるユニバーサルサービスの観点から、人口が密集する市街地でおおむね500メートル四方に1台と決められている。

 県内でも1417台が該当し、公共施設近くや公道沿いなどに設置されている。しかし「公衆電話って、どこにあったかな?」と改めて考えなければならないほど、認知度が低くなっているのも事実。そこでNTTは、電話帳「タウンページ」の別冊として「防災タウンページ」を作成。自治体の協力を得て、地図上に避難所の場所や公衆電話の設置場所を明記した。

 備蓄品など防災情報に加えて、子ども向けに公衆電話の使い方を教えるページも追加。他県では子どもが非常時に公衆電話から助けを求めて難を逃れた事例もあり、坂本さんは「子どもと一緒に公衆電話の場所や使い方を確認してみてはいかがでしょうか。非常時に持ち出す袋の中に小銭を入れておくのも役に立ちます」とアドバイスする。

 公衆電話は平成の技術革新で大きな変化に遭遇し、すっかりその数を減らしたが、平成時代に相次いだ自然災害によって、普段使いから、いざという時の頼れる存在となった。

           ▽        ▽

 半沢直樹、下町ロケット、逃げるは恥だが役に立つ…。平成終盤のドラマからは恋愛至上主義の色が薄れ、多様化した価値観を反映。そこに登場する携帯電話は単に愛をささやき合う通信手段ではなく、メールもインターネットもこなす小さなコンピューターだ。

 令和時代は、人工知能(AI)や、あらゆるものがインターネットにつながる「IoT」などの技術がさらに進歩するだろう。その中で公衆電話はどんな役割を果たしていくだろうか。

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