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ウチワヤンマを確認

本紙掲載日:2019-08-07
1面
延岡市稲葉崎町の池で確認されたウチワヤンマ

30年以上記録なし−延岡市稲葉崎町のため池

 腹部にうちわ状の膨らみがあるサナエトンボ科の「ウチワヤンマ」がこのほど、延岡市稲葉崎町のため池で確認された。県の準絶滅危惧種に指定され、同市では1987(昭和62)年から確実な記録がなかった。

 ウチワヤンマは全長7〜8センチ。腹部の先端が黄色を黒で縁取ったように半円形に広がり、うちわに見えることが名前の由来とされる。同市の自然環境調査報告書によると、市内では西階町の金堂ケ池に唯一生息していた。

 稲葉崎町のため池は古く、以前からトンボの種類が多いことで知られている。ウチワヤンマは水草に止まっていることが多く、うちわの部分が小さい近縁種の「タイワンウチワヤンマ」は水面近くを盛んに飛び交っている。

 宮崎昆虫調査研究会の岩郁雄会長は「87年以降の状況はよく分かっていない。県内では高鍋、川南湿原など環境のいい場所に生息しているが、県北では産地が少ない。個体数が多ければ繁殖している可能性もある」と話していた。

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