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令和の夏〜水紀行(1)

本紙掲載日:2019-08-08
6面

祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク

◆白水の滝(大分県竹田市)−「しらみず」と「はくすい」

 宮崎、大分県境に連なる祖母、傾、大崩山系を中心としたエリアが「ユネスコエコパーク」に登録されて2年が過ぎた。地球の営みが生んだ尖峰(せんぽう)と渓谷のダイナミックな大地には、世界ブランドと呼ぶにふさわしい手つかずの自然が残る。令和の夏。県境を越えて涼しげな水の風景を探した。

 延岡市から高千穂町中心部を抜け、県道竹田五ケ瀬線を経由して約1時間40分。国の登録記念物で豊の国名水15選に名を連ねる「白水の滝」は、熊本県と境を接する大分県竹田市荻にある。

 「白水」と書いて「しらみず」。滝水が白く見える、滝筋が100本に一つ足りないので漢字の百から一字抜いて「白水」とした―名の由来には二つの説がある。

 落差38メートル。阿蘇山系の伏流水が岩から湧き出し、白糸のように幾筋も流れ落ちる。1901(明治34)年に用水路が引かれるまでは、岸壁一面にしぶきがかかる様子から「日本一の飛泉」とたたえられた。

 この地を治めた岡藩藩主の中川氏は滝を眺めるために茶屋を建て、多くの文化人がその美しい姿を詩歌に詠み、絵に描いた。「水の白きこと雪にもまさり、たとへんものなし」。江戸時代に訪れた学者はそう記している。

 滝までは木々の間を縫って遊歩道が続く。途中に「母滝」など小さな滝がいくつもあり、漂うミストがほてった体を優しく冷ます。訪ねた日は雨上がり。滝はいつもより流れが太く、石垣にせき止められた滝つぼから勢いよくあふれ出ていた。

 滝の近くに宮崎県では見たことのない施設があった。円筒の外側に設けた開口部から放射状に水が流れ出る円形分水だ。「音無井路十二号分水」と呼ばれる。

 いくら湧水が豊富でも谷と大地が入り組んだ地に農業用水を確保するのは至難の業。水の分配をめぐる争いも絶えなかったという。1934(昭和9)年に造られた円形分水は先人の知恵の結晶であり、近代土木遺産として今も県内有数の稲作地帯を支えている。

 白水の滝から約20分。大野川下流にある「白水ダム」を訪ねた。

 こちらは白水と書いて「はくすい」。1938年に造られた。白い水が、まるでレースのようになだらかな曲線を描いて流れ落ちるさまは「日本一美しい」と言われる。新緑や紅葉の名所でもあり、国の重要文化財に指定されている。

 環境省の「名水百選」に数えられる竹田市内の湧水群には、市内外から年間約20万人が水をくみに来る。市商工観光課の桑島大輔主任(33)は、「水のおいしさ、美しさを味わいにぜひ足を運んでほしい」と話していた。

         ▽        ▽

 白水の滝下流は「陽目(ひなため)渓谷」。岡藩の茶屋があったといわれる名水茶屋では、田楽やエノハ料理など山の幸が味わえる。

 つり橋を挟んだ対岸にはキャンピングパークが整備されている。20人収容のコテージが3棟、15人収容が2棟あり、6人収容のバンガローも4棟。ほかにテントサイトもある。夏は渓谷で川遊びが楽しめる。

 料金などの問い合わせは、陽目の里名水茶屋(電話0974・68・2210)。

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