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伝統の祭り−ササを振り起きよ!起きよ!

本紙掲載日:2019-08-30
1面
ササ竹を手に「起きよ―!」と叫ぶ児童ら(30日午前4時ごろ、美々津町)

神武天皇お舟出だ−美々津町立縫地区

 日向市美々津町立縫地区でけさ、神武天皇の東征伝説にちなみ旧暦八朔(はっさく、8月1日)に行われる伝統行事「おきよ祭り」があり、地元の子どもたちが短冊飾りの付いたササ竹を振りながら「起きよー!起きよー!」と家々を回った。主催は、美々津の歴史的町並みを守る会(米澤敏明会長)。

 祭りは、神武天皇が東征のために美々津からお舟出した時の言い伝えが由来。出発は旧暦の8月2日の予定だったが、風向きや潮の流れが良くなったことから、急きょ八朔に出発を変更した。そのため、見送りを予定していた人々が急いで近隣の人を起こして回ったとされている。

 今年は美々津小の児童35人や保護者、関係者ら約60人が参加。午前4時、神武天皇が座ったと伝えられる腰掛け岩がある立磐神社に集合。おはらいを受けた後、寝静まったまちへ出発した。

 児童らは、家の玄関前に来ると、ササ竹を戸に何度もたたき付けて「起きよ―!」と叫びながら、次の家へと急いで駆けていった。

 美々津小6年の村上陽彩さん(11)は「ササでたたいて起こしたのが楽しかった。6年生の私は今年が最後なのでいい思い出になった」と笑顔だった。

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