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悲哀の物語−椎葉平家まつり

本紙掲載日:2019-11-09
1面
大八郎の待つ陣屋敷へ向かう鶴富姫

11月8日、法楽祭−鶴富姫、那須大八の元へ

 平家の末裔(まつえい)鶴富姫と源氏の武将・那須大八郎の悲恋の物語を再現する「椎葉平家まつり」が11月8日夜から、村役場横の中央ステージを主会場に始まった。9日と10日はメインとなる「大和絵巻武者行列」があり、豪華絢爛(けんらん)な衣装で上椎葉街道をパレードする。主催は同実行委員会。後援は夕刊デイリー新聞社など。

 初日は「法楽祭」。鶴富姫を慰霊し、祭り中の安全を祈願した。午後6時、鶴富屋敷へ迎えにあがった源氏の武者が、鈴の音を鳴らして合図。すると、十二単(ひとえ)をまとった鶴富姫役の松田美優さん(23)=宮崎市=が姿を現した。

 迎えのこしに乗った鶴富姫は、かがり火を照らしながら先導する武者に従って、上椎葉街道を進んだ。陣屋敷(中央ステージ)で待っていた那須大八郎役の阪本健太さん(31)=椎葉村大河内=と逢瀬を果たすと、観客は大きな拍手で迎えた。

 その後、大八郎が勧請したとされる厳島神社の神事が営まれ、観光しいばの甲斐真菜佳さん(22)=同村尾向=が献茶。琵琶奏者川嶋信子さんによる演奏「祗園精舎―鶴富姫」、上椎葉神楽保存会による舞「門神楽」が奉納された。

 メインとなる大和絵巻武者行列は、9日と10日の午後1時から。源氏と平家、ひえつき踊りやお稚児など、往路と復路でそれぞれ約300人の行列が練り歩く。会場では、郷土芸能披露やご当地グルメ展、特別ゲスト北山たけしさんのコンサート(10日、午前10時40分)などもある。

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