１１０番、正しい利用を−延岡警察署

一日署長に谷口桃香さん−旭化成キャンペーンモデル

◆みやけいちゃんと呼び掛け

　１月１０日は「１１０番の日」。延岡署では１０日、旭化成グループキャンペーンモデルの谷口桃香さん（１８）が一日署長を務め、模擬１１０番訓練や街頭キャンペーンを行った。

　同署であった委嘱式では、福栄芳政署長から「一日警察署長」のたすきを掛けられ、「市民の皆さんに１１０番通報の正しい利用方法を伝えるために頑張ります」とあいさつ。模擬訓練で通報を受理するまでの流れを確認した後、パトカーと白バイの車両点検を行った。

　また、延岡市旭町のイオン延岡店で行われた街頭キャンペーンでは、県警キャラクターの「みやけいちゃん」と一緒に１１０番通報の正しい利用を呼び掛けるチラシを配布した。

　同署によると、昨年１年間の１１０番通報件数は、県内全体で６万７０７件（前年比２２１７件減）。このうち有効件数が４万６３０６件（同２２４件減）、無効件数が１万４４０１件（同１９９３件減）だった。

　同署では５８６２件（前年比１５２件減）あり、このうち有効件数が４１３７件（同１５１件減）、無効件数が１７２５件（同１件減）だった。

　緊急電話の１１０番は、県内から通報すると、全て県警本部の通信指令課につながる。近くの警察署や交番では直接受理していない。県警は緊急性のある事件や事故は１１０番で、悩みごとや心配ごとは警察安全相談ダイヤル「＃９１１０」でそれぞれ受理している。

　同署は「正しい利用方法をぜひ知っていただければ。１１０番通報する場合は、通信指令課の職員に落ち着いて説明をお願いします」と呼び掛けている。