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交通事故のないまちに−安全の願いを込めて

本紙掲載日:2020-01-15
8面
「無事に〃カエル〃」の人形を手にする田井さん
フクロウの人形を手にする岡田さん

延岡市の田井セツ子さん、岡田知代子さん

◆一針一針、小さな人形を手作り

 一針一針に交通安全の願いを込めて、小さな人形を縫い続ける女性がいる。延岡市中川原町の田井セツ子さん(88)はカエルを、同市南一ケ岡の岡田知代子さん(80)はフクロウを制作。延岡地区交通安全協会を通じて毎年春と秋の2回、交通安全街頭キャンペーンなどで運転者や歩行者らに配られている。「交通事故の無い、安心・安全なまちに」の思いで、きょうも縫い続ける。

◆無事に〃カエル〃ように

 田井さんが作り始めたのは25年前、63歳の時。本紙を通じて同協会に届けたのが始まりだった。タコやヒョウタン、サンタクロースなども作っていたが、今は「交通事故もなく無事に〃カエル〃(帰る)ように」の願いからカエルを年200個作る。作業場としている部屋には、同じ色柄ごとに整然と並ぶ人形が出番を待つ。

 体の部分はタオル地を型に合わせて切って縫い合わせ、中に綿を詰めて膨らみを持たせる。目やリボンなどはフェルト地を切って貼り付ける。タオル地の縫い合わせはミシンを使うが、手先、足先部分の細かい所は全て手縫い。袋詰めも一人でこなす。「作るのも楽しいんですよ。楽しくないとできないですからね」と笑う。

 今も自身で車を運転する。交通事故の起きやすい雨の日や夜間はなるべく運転しないよう心掛けているという。
依然として、交通事故は後を絶たない。「亡くなる方もおられる。そんなことがないよう、皆さんが無事であるように」と人形をそっと手のひらで包んだ。

◆〃幸せの鳥〃にあやかって
 
 岡田さんは60歳を迎えて作り始めた。おじゃみに始まり、10年ほど前はキーホルダーを作ったことも。周囲が差し入れてくれる端切れが増え、フクロウを作り始めた。「幸せの鳥だと、何かの本で読んだのがきっかけだった」と振り返る。

 洋服や着物の生地を型に合わせて切って縫い合わせ、中に綿を詰めて膨らみを持たせる。土台には、近くのスーパーから譲り受けたかまぼこ板を使用。同じ作り方でアレンジを加えたひな飾りともども「かわいい」と人気だ。

 自身は車を運転しないが、「主人と息子が車を運転する。主人はおかげさまで交通事故に遭ったこともないが、ある程度、年がいったら免許を返納しないといけないと思う。高齢者は若い時に比べて力が弱くなっているから」と話す。

 フクロウは年に100〜140個を制作。「作り始めた時、家族が交通事故に遭わないようにという思いは頭にあった。フクロウをもらった方が、どう思ってくださるか」と交通安全への思いが届くことを願っている。

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