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2020年新春インタビュー(10)−吉玉典生延岡商工会議所会頭

本紙掲載日:2020-01-20
1面

駅前の再開発事業進展に期待

◆日豊ブランド化観光・経済交流活発化へ

――昨年はどんな1年でしたか。

今年も4連覇を果たしましたが、昨年も旭化成陸上部のニューイヤー駅伝連覇に始まり、ラグビーW杯、そして五輪イヤーを前に国全体が盛り上がった、令和幕開けの年でした。しかし、台風や多くの自然災害で甚大な被害のあった年でもありました。地元延岡も竜巻の被害を受けており、被災者の方々には心からお見舞い申し上げます。

――中心市街地活性化についてはどうですか。

現在「株式会社まちづくり延岡」が駅前の再開発に取り組んでいます。新しい駅ビルも設計段階にあり、円滑な事業進展に期待しています。「エンクロス」との相乗効果で、そこから「再開発ビル」「商店街」への導線ができれば、駅前一帯の活性化につなげられると期待しています。

――会議所の取り組みについて聞かせてください。

東九州自動車道のストック効果を生かすため、大分県南部と宮崎県北部11の商工会議所、商工会で構成する「日豊経済圏開発促進協議会」で食を生かしたまちづくりや広域的な観光振興など「日豊のブランド化」を進めています。これにより、観光交流や経済交流をさらに活発化させ推進していきたい。
地域経済発展のためには中小企業の振興は不可欠です。そのために中小企業のイノベーション(技術革新)や「スタートアップ支援センター」を中心とした創業者支援に力を入れてきました。創業者支援については相談やセミナーの参加者も多く、手応えは良いです。
県北を取り巻く環境は、東九州自動車道の「北九州―宮崎市間」がつながったことで、これまで以上に工業や観光業に追い風が吹いています。一方で、未着工区間が残る九州中央自動車道は喫緊の課題。積極的な建設促進運動を展開すると同時に、途中までの整備効果をどう生かすかに智恵を絞る必要があります。

――人材確保や働き方改革についてはどうですか。

会議所には、地域の経営者に寄り添いながら変化の波を新たな成長につなげるための後押しをするという使命があります。企業に「働き方改革」が求められ、人手不足が深刻な現在、人材の確保やその定着は最優先事項です。また経営者の高齢化や後継者不足で、廃業せざるを得ない経営者も少なくありません。円滑な事業継承や創業者支援、最低賃金への対応は事業者の大きな課題です。
「働き方改革」への対応には遅れもみられ、事業規模が小さいほど認知度が低い傾向にあります。改革の背景には少子高齢化や出生率の低下、労働人口の減少、出産・育児による働き方の制限がありますが、改革が何を目指しているのかを考えることが重要です。会議所としても、さまざまな研修機会を通じて周知していきたいと考えています。

――世界の動向と地元経済への影響はどうでしょう。

米中対立や中東問題など世界にはいくつもの混乱があり、出口が見えない状況です。一方で、日本経済は個人消費に力強さを欠くものの、緩やかな拡大傾向にあると認識しています。課題が少なくない半面、県内の景況も緩やかに持ち直しており、雇用情勢の改善が続く中、個人消費の拡大や生産活動の活発化が期待されています。地方は、まだ景気の回復を実感できる状況ではありませんが、こうした好条件を追い風に延岡の経済活性化につなげたいですね。

――新年の抱負を聞かせてください。

地域経済発展のためには中小企業の振興は不可欠です。しかし、中小事業者・小規模事業者は、少子高齢化に伴う人材不足や大企業との生産性の格差など、構造的な課題に直面しています。繰り返しになりますが、特に人材不足や経営者の高齢化に伴う事業継承対策は急務です。会議所としても「地方創生」「人口減少克服」という構造的課題の解決に向けて創意工夫を重ねたい。次世代を担う人材育成や若者の働く場の確保、中小企業の安定的な経営をサポートして、地域経済の活性化につなげなければなりません。

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