第７回延岡まちゼミスタート

２２店舗で２５講座−プロの技など学ぶ

　商店主や店舗スタッフによる少人数制ゼミ「第７回延岡まちゼミ」が１８日から始まった。２月１６日までの期間中、市内２２店舗で計２５講座が開かれ、参加者は暮らしに役立つ豆知識やプロならではの技術、裏技などを学ぶことができる。主催は延岡市商店会連合会（友井康弘会長）、延岡まちゼミ実行委員会（吉田貴章委員長）。

　初日は４講座が開かれ、このうち新世紀（吉岡由華社長）は日の出町の同社ショールームで「触って！遊んで！脳活性化」を実施。昨年まで遊技事業を展開していた同社は現在、福祉施設向けのパチンコ「トレパチ！」と多機能食卓「元気はつらつトレパチ！テーブル」を取り扱う福祉事業に注力しており、講座では両製品の体験が行われた。

　「トレパチ！」は、ハンドルとは別にペダルによる足の運動で玉を射出することもでき、運動・脳トレと遊技の両立を可能にした遊技機。「元気はつらつトレパチ！テーブル」は、認知・身体機能維持につながるアプリゲームができるタッチパネル搭載の多機能食卓。

　説明を受けた参加者１０人は、さっそく遊技を体験し、大当たりが出たり、ゲームに勝利すると大きな歓声を上げた。いずれも得点に応じて専用カードを得ることができ、カードを手に入れた参加者には景品が贈られた。桜ケ丘の後藤孝義さん（６４）は「パチンコをしたことはあるけど、『トレパチ！』は遜色なく面白い。認知症予防にいいのでは」と話した。

　延岡まちゼミは期間中、随時受講申し込みを受け付けている（定員あり）。基本無料だが一部講座は教材費が必要。参加者には一部の対象店舗で使える「まちゼミクーポン」を配布している。問い合わせは開講する各店舗へ。講座一覧は延岡市役所や延岡商工会議所などで入手できる。