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2020年新春インタビュー(16)−濱井研史旭化成延岡支社長

本紙掲載日:2020-01-28
1面

地域の活性化、人材育成

◆地元、行政との三者一体で

 −−吉野彰名誉フェローのノーベル化学賞受賞、陸上部のニューイヤー駅伝の4連覇おめでとうございます。

 吉野フェローのノーベル賞受賞は会社全体で喜んでいます。長年にわたって候補に挙げられ、「今年こそは」の思いで待ち続けて、待望の受賞。その分、喜びもより大きかった。ですが、うれしいのはもちろん、社員には皆もともと意欲があります。これで研究陣が奮起するというよりも、これからの若い人たちが希望を抱き、優秀な技術者や研究者の卵の皆さんが、より多く弊社を志望してくれるのではないかと期待しています。

 陸上部も年明けから大変うれしい結果を出してくれました。4連覇ということだけでなく、次の世代につながる良い勝ち方が出来たということで、意義が大きい内容でした。地元の皆さんの熱い応援のおかげと改めて感謝を申し上げたい。

 −−業績見通しが下方修正されました。

 外部の事業環境に変化があったことが大きな理由で、端的に言えば中国経済の減速です。それに連動する形で、自動車に関連するマテリアル(素材)市場の活気が、想定よりも下がった。それが関連する事業に影響を与えているので、修正をせざるを得なかった。一方、それ以外の住宅関連の事業やヘルスケア関係の事業は順調に推移しています。

 −−世界経済の減速が指摘されています。

 個人的には悪くはないと思っています。減速と指摘されていますが、不景気かといわれると、そんな印象はありません。確かに、中国経済が好調だった過去3〜4年に比べると、少しブレーキは掛かりましたが、決して悪い状況ではない。中東における地政学的なリスクも懸念され、今後、予測し得ない事態が発生すれば別ですが、経済的には今でも決して悪い状態ではないと考えていますし、この状態はしばらく続くと予想しています。

 −−延岡・日向地区での事業展開はどうでしょう。

 延岡・日向地区は製造拠点。工場への投資は不可欠です。昨年は不織布のラムース(人工皮革)工場で新系列が立ち上がりましたし、プラノバ(ウイルス除去フィルター)の新系列も立ち上がりました。今年はレオナ繊維工場で、春先に系列の増強工事がスタートします。火力発電所を石炭からLNG(液化天然ガス)にリニューアルするための準備もしており、秋に着工を予定しています。このほか、延岡での取り組みでは、五ケ瀬川の水力発電所改修に昨秋から着工しており、2021年度の完成に向けてしっかり工事を進めなければなりません。また、ラムースについては、さらに新しい工場を昨年秋に着工しました。これは21年度の後半に稼働する見込みです。

 それ以外の事業で言えば、人手不足問題は地域にとっても弊社にとっても深刻で、2020年度は、これをどう乗り切るかが大事なテーマ。地域全体で人材をどう確保するかを考えた時、長期的には、この地で人材を育成する取り組みが不可欠です。今年はそういった取り組みに本格的に着手したいと思っています。もちろん旭化成単独ではなく、関係企業の皆さま、地域の皆さまと一緒に取り組むことを想定しています。

 −−今年の抱負を聞かせてください。

 昨年春に着任してから、地域の状況を把握し、何をしなければならないかを見極めることが私自身の課題でした。

 これはかなり見通しが立っていて、新年、あるいは新年度から、それを解決するための具体的な計画や施策を打ち出すこと、つまり行動に移す年です。

 人材の問題もそうですし、地域の活性化も大切です。特に人材の流出は地域の活性化に大きく関連しています。会社としての事業展開のみならず、地域の再活性化に本気で取り組まなければなりません。時間のかかることではありますが、地域とウインウインの関係になれるよう、具体策を打ち出していきたい。

 ほかにも地域活性化のためのアイデアは出せると思っています。それを地元の皆さん、行政、そして旭化成の三者一体で実現していきたいと強く思っています。

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