園田悠奈（延岡出身）なでしこリーグへ

１部アルビレックス新潟に内定−女子サッカー

　日本女子サッカーリーグ「なでしこリーグ」１部のアルビレックス新潟レディースは２７日、延岡市出身で新潟医療福祉大サッカー部のＭＦ園田悠奈（２０）＝健康スポーツ学科３年＝の新加入が内定したと発表した。

　園田は小学２年生の時、兄の影響でサッカーを始め、延岡東サッカースポーツ少年団と、女子チームのプリンセス・カメリアＦＣでプレーした。卒業後は鹿児島県いちき串木野市の神村学園中等部へ進学。同高等部では全日本高校女子選手権に出場し、２年生の時に準優勝、３年生の時に３位入賞した。

　なでしこリーグの３部に相当するチャレンジリーグの新潟医療福祉大では昨季、リーグ戦１８試合に出場し３得点。ユニバーシアード日本女子代表候補に選出された。

　ボールタッチや瞬時の判断に優れた攻撃的ＭＦ。ドリブル突破など個人で局面を打開することもできるのが特徴。カメリアＦＣ監督の長浜信義さん（７７）は「技術、視野の広さ、状況に対応できる力があった。小さいころから上を目指す気持ちがあり、どんどん実現している。これからも非常に楽しみ」と今後の活躍に期待を寄せた。

　アルビレックス新潟レディースは２００２年、アルビレックス新潟の女子チームとして結成。０６年、なでしこリーグ２部で優勝し、１部に昇格した。最高位は１４年の３位。皇后杯全日本女子選手権では準優勝４回。「アルビレックス」の名称は、白鳥座の中の二重星「アルビレオ」と、ラテン語で王を意味する「レックス」の組み合わせから命名された。

　今年は、延岡市出身で神村学園高のＭＦ菊池まりあ（１８）もなでしこリーグ１部のＩＮＡＣ神戸レオネッサに加入。同市からトップのリーグに２人が入団することになり、長浜さんは「今から上を目指す子供たちの目標になる」と話した。