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2020年新春インタビュー(19)−中野賀津也旭有機材社長

本紙掲載日:2020-01-31
1面

延岡革新は管材全体の事業革新

◆ものづくり・延岡でいかに進めるか

 −−昨年を振り返ってどんな年だったでしょうか。

 2019年度は米中のあつれきの影響が大きな年でした。中国の成長速度が鈍り、自動車向けビジネスは前年度比で厳しくなりましたが、コストダウン等でカバーし、売り上げ減少の中でも利益は確保しています。また、国内の一般的な投資意欲もこの1年は下がったようです。

 半導体需要は17年度と同レベル程度に戻ってきています。本格的には今年から来年または来年以降に伸びてくるのではないでしょうか。ようやく延岡における工場投資が生きてくるでしょう。輸出管理についてはもともと厳しくやってきているので、対韓国に関する影響はあまりありません。

 今後も中国の市場をきちんと抑え、ポジションを上げていく必要があります。慎重を期しつつもしっかりと関わっていきたいと考えています。延岡からも積極的に商品を出せるようにしたいですね。

 −−国内および中国で水環境事業の拡大も実施されました。

 水処理・資源開発事業を展開している子会社のドリコが、旭化成の水処理エンジニアリング事業の資産を買い受ける形で造水事業を展開しています。創業70年、水処理事業に参入し約60年のドリコのノウハウと維持管理のネットワーク、そして当社の機動力を生かせると考えています。

 また中国でも新たに水環境事業スタートのため新会社を蘇州に設立しました。まずは日系のお客さまへの対応を万全にし、その後、新規のお客さまへとつなげていければと思っています。

 −−旭有機材版働き方改革である「働きがい改革」の現況を教えてください。

 現在、東京で週1回ほどテレワークを試験的に運用しています。在宅業務のシステムを完全に整えるのはこれからで、スタートしたばかりの段階というところです。併せて東京では服装の自由化も行っています。私も実際にやってみて非常にリラックスでき、「カジュアル」の効果を実感しています。

 またフリーアドレスの効果検証も進めている最中です。どうしても上司部下間のコミュニケーションが希薄になりがちですね。名札を着けないので、増えてきている中途入社の社員のとまどいも見られます。現在は、デメリットの部分に注視しながら是正に向けて動いています。

−−「延岡革新(NK)プロジェクト」の進捗(しんちょく)状況はいかがでしょうか。

 当社の主力ビジネスである管材事業において、半導体装置向け精密バルブを製造する延岡工場でのものづくりを、これからの4、5年でいかに進めていくかが重要になっています。また、既存の工場建屋のリビルドに合わせたデジタル化、スマート化は、世界中のお客さまからの受注、物流、アフターサービスまで〃一気通貫〃で必要となります。管材全体の事業革新につながる話であり、「延岡革新」ではなく「管材革新」と言えるものになっていくと思います。

 −−創業75周年となる今年の抱負は。

 当社は15年ごろより増収増益を続け、大きく成長してきました。18年度には過去最高の売り上げを記録しています。19年度は前年度と同レベルになるよう鋭意努力しています。20年度は5カ年中期経営計画の最終年度であり、後につながる一年としていきたいですね。

 21年度からスタートする新たな中計を練るとともに、75年の当社の歴史や強みを振り返りながら、100周年までの25年を見ていくつもりです。競争に勝つというよりもどれだけ社会の役に立てるのか、社の存在意義を時代に則したものに再定義しようとしています。こうした部分を含めて、秋ごろに東京でステークホルダーの皆さんに説明できる場を設けようと考えています。

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