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東郷病院−内科常勤医の着任決まる

本紙掲載日:2020-01-31
3面

日向市長−市議会定例会で報告

 日向市の十屋幸平市長は31日開会した市議会第1回定例会の冒頭、医師不足が続いている市立東郷病院で新たに、内科専門の常勤医師1人の着任が決まったことを明らかにした。着任時期は4月で、常勤医師は院長を務める整形外科医と2人体制となる。

 着任するのは市内在住の55歳の男性医師。自治医科大卒後、県内の公立病院や市内の民間医療機関で勤務経験を持つ。専門は一般内科、プライマリケア。

 同病院は2018年4月、常勤医師3人体制が整ったため2年8カ月ぶりに入院や時間外、休日の救急診療を再開した。その後、同年4月末に常勤医師1人、同12月初旬に非常勤の外科担当医1人が辞め、昨年5月には院長を務めていた常勤医師1人と非常勤医師1人が退職。後任が確保できないため、入院患者の受け入れや平日時間外・休日救急診療を休止している。現在は整形外科とリハビリテーション科の平日診療のみ行っている。

 十屋市長は「東郷病院の今後の在り方については現在、有識者などで構成する検討委員会で協議検討を行っているが、市としてはその報告を受けた上で東郷地区における良質で持続可能な医療提供体制の構築に取り組んでいきたい」と述べ、存続への意欲を示した。

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