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中学生サミットに200人

本紙掲載日:2020-02-03
7面
自分たちの地域について学んだことを発表した諸塚中の生徒
高千穂町・上野中は「上野臼太鼓踊り」を披露

世界農業遺産+ユネスコエコパーク

◆6市町村の特徴学び合う

 世界農業遺産高千穂郷・椎葉山地域と祖母・傾・大崩ユネスコエコパークの登録地域にある県北の1市5町村の中学生が集う「中学生サミット」が1月25日、高千穂町の町自然休養村管理センターであった。同高千穂郷・椎葉山地域活性化協議会と県主催。

 2016年度に始まり4回目。農業遺産地域にある高千穂町、日之影町、五ケ瀬町、椎葉村、諸塚村の全8校、エコパーク登録地域にある延岡市の1校の生徒ら計約200人が参加した。

 各校の代表生徒らはステージ上でスクリーンに資料や写真を映したり、郷土芸能を披露したりして、自分たちの地域について学んだことを発表した。

 このうち、諸塚中学校は総合的な学習の一環として昨年、延岡市の商業施設で村のPR活動を行ったことや伝統芸能を守るため地域の祭りに積極的に参加していることなどを紹介。「いつまでも諸塚村が明るい村であり続けるよう、僕たちもできることをたくさんしていきたい」と話した。

 北川中学校は、登山客が迷わないように生徒が道案内の看板を作って設置したり、希少植物が生息する家田湿原で繁殖している外来種の除去作業に参加したりしたことなどを説明。「これからも地域のことをたくさん知り、大切な自然、生活の場、観光資源として守っていきたい」と話した。

 この日は、東京大学総合文化研究科の梶谷真司教授によるワークショップもあった。

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