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デイリー健康大学日向会場(中)

本紙掲載日:2020-02-06
2面
受講者を前に話す嶋田医師

「海外渡航における健康管理」松岡内科医院・津田雅曉医師

◆出発前・予防接種、ワクチン接種を−海外旅行保険への加入も

 「途上国に行くとき、特有な心構えが必要かもしれないが、現地の人と同じように振る舞えば健康に過ごせるのでは」と言う人がいますが、それは間違っています。

 現地の人はそのような環境の中でずっと生きてきたし、われわれが見ても分からないようなノウハウを使って生きているのです。だから、現地の人と同じことをすれば安全ということはありません。

 ここからが本題です。途上国や海外に行く場合、「出発前」「飛行機に乗っている時」「滞在中」「帰国後」それぞれの注意点を四つに分けて考えるととても分かりやすいです。

 出発前に準備すること。これが一番大切です。一つは予防接種、ワクチンを打つことです。2番目は海外旅行保険に入ること。そして、今から行く国で今、何が起こっているのか、新鮮な情報を得ることです。

 予防ワクチンについては、日本渡航医学会のホームページを見ると、「海外渡航者の予防接種Q&A」というものがあります。そこには海外でかかりやすい感染症、国別、地域別に推奨される予防接種、ワクチンの接種回数と有効期間の目安などが紹介されています。ダウンロードして印刷すればパンフレットになります。

 強引に要約すると、ワクチンには絶対に打つべきものと、しなくてもいいがお勧めのものという2種類があります。絶対にやらないといけないものは国際的に決められています。

 黄熱という病気があります。とても怖い病気ですが、ワクチンを打つと防御できます。昔は副作用がありましたが、最近のものはほとんど副作用はありません。途上国に行かなくても海外に行く全員がしておくべきと私は考えています。打つと黄色い証明書(イエローカード)を発行してくれます。それがないと入国できない国がいっぱいあります。

 日本から直接、熱帯地に行く時、多くの場合提示する必要がありませんが、例えば熱帯地のケニアからタイに移動する場合は絶対に必要です。ケニアで黄熱にかかり、タイで広げてしまう可能性があるからです。私は証明書をいつもポケットに入れています。

 私が、同僚と一緒にケニアに行った帰りにタイで1泊した時、同僚はイエローカードを忘れていたために入国できず、空港で一晩過ごしました。それだけ厳しいものです。

 黄熱のワクチンの有効期間はこれまで10年でしたが、3年前からは1回打てば生涯有効になりました。九州では鹿児島、長崎、門司、福岡にある検疫所でしか打てませんが、ぜひ予約をして打ってください。

 あと、要求されませんが、お勧めのワクチン接種は破傷風とA型肝炎です。A型肝炎は少なくとも2回の接種が必要なので、接種日程を考え、十分に時間的な余裕を持って打つといいです。

 海外で倒れた場合、医療費、搬送費などが高額なので個人負担は大変です。海外旅行保険だけはぜひ入ってください。ただ、持病で倒れた時にカバーできない場合もありますので、保険会社に相談して持病もカバーするなどの条件を確認して入ることをお勧めします。

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