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山陰神社、境内にシャクナゲ

本紙掲載日:2020-02-27
2面
シャクナゲの苗を植栽する参加者ら

天皇陛下の即位祝い記念植樹−日向市東郷町

 日向市東郷町の山陰神社(都甲幸之宮司)で24日、天皇陛下の即位を祝う記念植樹が行われた。同神社の氏子ら約50人が参加、総代会(筌瀬健二総代長)が準備した西洋シャクナゲの苗木を境内に植栽した。

 参加者らは、氏子を中心に30人が奉納した55本の西洋シャクナゲの苗木を、奉納者ごとに決められた区域に丁寧に植え、スコップで土をかぶせる作業などに汗を流した。

 奉納者の中には、長崎県南島原市で社会福祉法人の理事長を務める男性の名前も。筌瀬総代長(75)によると、山陰村の住民が1690(元禄3)年に延岡藩に対し起こした「山陰村百姓逃散(ちょうさん)一揆」が縁で、「十数年前から交流が続いている」という。

 現在の神社境内は大木が茂り、厳かな雰囲気が漂う空間となっている。筌瀬総代長は「落ち着いた雰囲気の中に華やかな一面を創出したい。参道脇などにシャクナゲの花が咲き誇る、今以上に魅力ある境内、鎮守の森にし、地元や近隣から多くの人に参拝に来てもらいたい。開花の早い品種で4月末には花が咲くのでは」と話していた。

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