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海岸浸食で意見交換会

本紙掲載日:2020-03-02
3面
地元住民の説明を聞く関係者(延岡市緑ケ丘)

効果的対策には長期データが不足

◆土木事務所、港湾事務所

 長浜海岸と方財海岸の浸食に関する意見交換会がこのほど、同市方財町の方財公民館で開かれ、地元住民と行政担当者らが砂の流出が進む両海岸の現状について意見交換した。延岡土木事務所と北部港湾事務所の共催。

 この日は、北緑ケ丘、長浜、方財1区の3区長など地元住民、海岸や河川、防災などが専門で宮崎海岸浸食対策検討委員会委員長も務める村上啓介宮崎大学工学部教授、国、県、市の行政関係者ら30人を超える関係者が参加した。

 同区長らは昨年12月、浸食が進む海岸の現状を訴え、河野俊嗣県知事に早急な改善を求める要望書を提出。今回の意見交換会は、この要望に応える形で開いた。

 冒頭、延岡土木事務所と北部港湾事務所の担当者がこれまでの取り組みについて説明。2010年度から18年度までの測量データを示しながら、「年によって砂浜の変動は認められる。見えている砂浜だけではなく、海中の砂の動きも重要。対策を検討するには、データの蓄積と研究が必要」と説明。地元住民からは「現実の海岸とデータでは海岸線に違いがある。浜崖も崩れている」と指摘。「何十年も待てない。緑ケ丘では、昨年の台風時に松林の中まで波が来た。早急な対策を講じてほしい」と要望した。住民側は海岸での砂利採取についても言及し「浸食を促進しているのでは」と質問。担当者は「海岸での砂利採取と海岸浸食の因果関係が分かっていない。それが原因なのかを証明する必要がある。今後の研究が不可欠」と応えた。

 村上教授は海岸の地形変化の因果関係などを解説しながら「効果的な対策を立てるためには、海中も含めた砂の動きを把握することが重要」とし、「砂の流入と流出などを表す土砂収支の作成などが必要」と強調した。また、現地視察を踏まえた上で「早急な対策を求める気持ちは理解できるが、効果的な対策を講じるための根拠となる長期的なデータが不足している」と見解を示した。

 担当職員は「地元の意見を踏まえ、村上教授から助言をいただきながら検討を進めたい」と意見交換会の継続を伝えた。

 意見交換会に先立ち、現地調査もあり、参加者は緑ケ丘の南中や延岡工業高校の東側、長浜町にある旭化成の潮くみ場付近、方財町の東海河口などを視察、地元住民は昔の海岸線などを指し示しながら現在の状況に対する思いを伝えた。

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