地域の魅力発信に役立てて

高千穂小６年生、町に観光リーフレット贈る

　地域の魅力発信に役立ててもらおうと、高千穂町高千穂小学校（柳田光一郎校長）の６年生５６人は２月２５日、町内の見どころを凝縮した１０種類の観光リーフレットを町に贈った。同校で、お披露目を兼ねた発表会と贈呈式があった。

　リーフレットの作成は、昨年度に続く取り組み。今年度も総合的な学習の時間を活用した年間活動として、１０班に分かれて観光スポットや自然、文化などについて調査、取材を重ねた。

　リーフレットは、自分たちで撮影した写真や、手書きのカラフルなイラストなどを交え、各地の神社や、おすすめの飲食店、宿泊施設などを掲載。パワースポットや写真映えする場所など高千穂の魅力が詰まった内容となっている。

　発表会では、各班が「頑張ってつくった観光コースを一人でも多くの人に回ってほしい」「高千穂の自然や文化を守り、引き継ぎたいと感じた」などとリーフレットに込めた思いや、作成を通して感じたことなどをアピールした。

　続く贈呈式で、児童代表の２人からリーフレットを受け取った甲斐宗之町長は「素晴らしいリーフレットをありがとう。高千穂、ふるさとは素晴らしいという気持ちを持ち続けてほしい」と話した。

　昨年度の６年生が作成した８種類のリーフレットは、町内の観光案内所や宿泊施設、観光スポットなどで配布され、設置から半年で約１万部がなくなるほどの反響があったという。今回贈られたリーフレットも昨年度と同様に配布される予定。