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海中測量など対策を検討

本紙掲載日:2020-03-03
3面

長浜・方財の海外浸食問題

 県は2月28日の県議会2月定例会代表質問で、浸食が進む延岡市の長浜・方財海岸について海中の測量を含め、対策を検討していく考えを示した。太田清海議員(県民連合宮崎、延岡市区)と河野哲也議員(公明、同)に答えた。

 両海岸については、数十年前に比べ砂浜が大幅に減少し、台風時には保安林まで高波が押し寄せているなどとして、長浜、方財、緑ケ丘の3区長が昨年12月、河野知事に改善を求める要望書を提出していた。

 これに対し、瀬戸長秀美県土整備部長は、同7日に海岸工学の専門家による現地調査と、地元住民との意見交換を行ったことを報告。専門家からは浸食の状況を把握するためには長期的に砂の移動や地形の変化を確認することが重要で、そのために海中の測量範囲を広げる必要があるとの指摘があったという。

 これを踏まえた測量を現在進めているといい、河野知事は「今後も引き続き専門家の意見を伺いながら、砂浜の保全に効果的な対策を検討するために地元との意見交換会を継続していきたい」と応じた。

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