県北３署長に新署長－県警１次異動

本紙掲載日：2020-03-07

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延岡・鍋倉氏、日向・黒岩氏、高千穂・上村氏

　県警は６日、春の組織改編と第１次異動を発表した。県北関連では延岡署長に生活安全部参事官兼生活安全企画課長の鍋倉幸次氏（５９）、日向署長に同部参事官兼特別機動警察隊長の黒岩誠氏（５９）、高千穂署長に警備部警備第２課長の上村和弘氏（５９）が就く。発令は１８日付。

　組織改編は社会情勢や県民ニーズの変化を踏まえ、将来の治安課題に的確に対応していくための警察活動基盤の整備などに関する取組の強化や、児童虐待対策、高齢者運転の支援など直面する課題への対応を柱に、限られた警察力を効果的に運用し、諸対策を推進する体制づくりを基本方針とする。

　将来の治安課題に対応するための人材育成や、指導などの司令塔として警務部の教養課（１０人）を発展させる形で、１４人体制の人財育成課を新設。

　先端技術の導入や業務の高度化・効率化に向けた仕組みを開発するため、各所属を統括的に管理する情報管理統括官を部内に置き、技術職員１人を配置する。

　交番襲撃事件の発生や女性警察官の増加などに対応し、人財育成課に室長以下７人体制の術科指導室を新設。児童虐待対策で、新たに少年課へ対策官を配置して中央児童相談所へ派遣する。

高齢化の進展や犯罪死の見逃し防止、大規模災害にも備え、刑事部捜査１課に検視官を１人増員。また、運転免許課に高齢運転者支援室を新設し、職務環境のさらなる改善に向けて各部署に分散配置していた管理業務を警務部管理課で集中運用する。

　１次異動の対象者は警部（昇任予定含む）以上の警察官ら２２９人。内訳は警視正７人、警視８９人、警部１２５人、事務職員５人、技術職員３人。

　警視正は、刑事部長に宮崎北署長の中川正純氏（５８）、生活安全部長に警務部参事官兼首席監察官の時任和博氏（５７）、交通部長に宮崎南署長の河野俊一氏（５７）が就任。

　警備部参事官兼警備第１課長の瀬尾洋文氏（５８）が九州管区警察学校教務部長に就任する。

　異動者は次の通り（かっこ内は旧職）。

【警視正】刑事部長（宮崎北署長）中川正純▽生活安全部長（警務部参事官兼首席監察官）時任和博▽宮崎北署長（交通部長）谷口浩

【警視正（昇任）】交通部長（宮崎南署長）河野俊一▽警務部参事官兼首席監察官（日向署長）日高俊治

【警視部長・参事官級】警務部参事官兼警務部会計課長（延岡署長）福栄芳政▽同部警務課長（警務部参事官兼警務部会計課長）河野晃央▽生活安全部参事官兼生活安全部生活安全企画課長（高鍋署長）久米田勇二▽同部地域課長（西都署長）最上川周一▽同部特別機動警察隊長（えびの署長）藤本康弘▽刑事部参事官兼刑事部刑事企画課長（日南署長）三原健▽交通部参事官兼交通部交通企画課長（生活安全部参事官兼生活安全部地域課長）中嶋信行▽警備部参事官兼警備部警備第一課長（警務部監察課長）久留米英樹▽県警察学校長（都城署長）藤川寿治▽宮崎南署長（警務部参事官兼警務部警務課長）福永光宏▽都城署長（刑事部参事官兼刑事部刑事企画課長）木下幸一▽日向署長（生活安全部参事官兼生活安全部特別機動警察隊長）黒岩誠▽延岡署長（生活安全部参事官兼生活安全部生活安全企画課長）鍋倉幸次

【警視・所属長級（本部課長等）】警務部総務課長（警務部施設装備課長）河野博之▽同部監察課長（生活安全部生活環境課長）井上保志▽同部人財育成課長（警察大学校出向）奥野仁▽同部厚生課長（延岡署副署長）平尾竹一▽生活安全部少年課長（警務部統括官）日髙貴▽同部生活環境課長（刑事部暴力団対策官）廣田匡慶▽同部サイバー犯罪対策課長（警務部監察官）橋元裕明▽刑事部捜査第一課長（生活安全部サイバー犯罪対策課長）三木健次▽同部捜査第二課長（刑事部組織犯罪対策課長）日髙重徳▽同部組織犯罪対策課長（刑事部鑑識課長）山木清市▽同部鑑識課長（刑事部科学捜査研究所長）内倉寿▽同部科学捜査研究所長（刑事部統括官）中山貴樹▽交通部交通指導課長（交通部高速道路交通警察隊長）梅原守▽同部交通規制課長（交通部交通指導課長）垂水一洋▽同部運転免許課長（交通部交通機動隊長）河野禎治▽同部交通機動隊長（宮崎北署副署長）松山利明▽同部高速道路交通警察隊長（都城署副署長）宇都宮淳一郎▽警備部警備第二課長（知事部局出向）室屋利春▽同部外事課長（警備部統括官）清水博章▽同部機動隊長（九州管区警察局出向）井上司

【同（署長）】日南署長（刑事部捜査第二課長）迎修二▽串間署長（警備部外事課長）河﨑豊文▽えびの署長（交通部運転免許課長）日高好章▽高岡署長（刑事部捜査第一課長）山﨑猛▽西都署長（警務部厚生課長）湯浅晴之▽高鍋署長（警務部総務課長）上平賢一▽高千穂署長（警備部警備第二課長）上村和弘