地域医療に貢献誓う−延岡看護専門学校
本紙掲載日：2020-03-07
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高等課程４５人、専門課程４３人
延岡市出北の延岡看護専門学校（野田寛校長）の卒業式が６日、東浜砂町の延岡総合文化センターで開かれた。医療高等課程４５人、医療専門課程４３人が卒業。看護の道で、地域に貢献することを誓った。
高等課程では２年間で准看護師資格取得を目指し、専門課程では、准看護師資格を持つ人たちが、看護師の資格取得を目指して３年間学んだ。
全ての卒業生一人一人に卒業証書を手渡した野田校長は「皆さんが心身ともに健康で、悔いのない人生を歩まれることを心より祈念します」と式辞。同校を運営する延岡市医師会の吉田建世会長の告辞を、佐藤信博副会長が代読。「延岡地域の看護師不足の問題は慢性化している状況。延岡の医療の現状を理解し、地域医療に貢献していただくことを切に希望します」と呼び掛けた。
在校生を代表して高等課程１年の川��惠理奈さんが送辞。
卒業生代表の篠塚満さん（医療専門課程）は、准看護師として働きながら夜に学校に通う「想像以上に過酷だった」３年間を振り返った。その中で、実習中に他界した父との日々に触れ、「父にしてあげられなかった分まで患者さまに寄り添い、父に胸を張れる看護師になりたい。県北の医療に貢献していく」と決意を語った。