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楽しく、わらじ作り

本紙掲載日:2020-03-09
2面
一緒にわらじを作る県外の大学生や五ケ瀬中等教育学校生

県外の大学生招き体験会−五ケ瀬町

 五ケ瀬町はこのほど、県外の大学生を招き、五ケ瀬中等教育学校でわらじ作りの体験会を実施した。

 総務省の「関係人口創出・拡大事業」の一環。昨年11月に同校の生徒や卒業生が参加して実施した政策提案コンテテストで、金賞を受賞した工藤天裕さん(20)=関西学院大2年、高千穂町出身=のアイデアを基に企画し、工藤さんら同大学2、3年の10人と熊本大学1〜3年の7人が参加した。

 わらじ作りは同校の伝統行事の一つで、この日は同校の生徒が講師となって作り方を指導。参加者の中には初めての体験という学生が多く、生徒と楽しく触れ合いながら作業した。2時間ほどで完成させ、作ったわらじを手に記念写真を撮るなどしていた。

 同校5年の岩田莉沙さん(17)は「楽しく交流することができた。『また来て作りたい』と言ってくれたので、うれしかった」。初めて宮崎に来たという関西学院大3年の廣川快さん(20)=大阪市=は「地道な作業で、一つ作るにも時間がかかるけど楽しかった。宮崎は自然が豊かでご飯もおいしい。ぜひ、また来たい」と話していた。

 発案者の工藤さんは「みんな楽しそうに作ってくれたので良かった。1回だけでなく、何度も来て五ケ瀬を楽しんでほしい」と満足そうに話していた。


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