教育研究論文・小森教諭（門川小）に最優秀賞

門川町教育委員会

◆実践研究報告は中村講師（西門川小）

　門川町教育委員会は１０日、町内の小中学校に勤務する教職員から募集した２０１９年度教育研究論文の受賞者を発表し、最優秀賞（町長賞）に教育研究論文の部の小森太朗教諭（４１）＝門川小＝、実践研究報告の部の中村綾希講師（２４）＝西門川小＝を選んだ。

　今年度は教育研究論文の部に６人、実践研究報告の部に１１人の応募があった。表彰式は９日に予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止した。

　小森教諭の研究テーマは「勝敗に対して正しく振る舞える児童の育成を企図した体育科授業の研究〜ソフトバレーボール（ネット型ボール運動）の学習を通して〜」。体育科のソフトバレーボールで、児童が「ゲーム分析カード」を用いて客観的に自分たちを振り返ることにより、勝敗に対して正しく振る舞える態度を育てる研究に取り組んだ。

　カードを用いたグループの方が勝因や敗因を具体的に考えることができ、自己やチームの課題を発見し、勝ち負けにこだわることなく、技能を大きく伸ばすことができたとした。

　中村講師は「文章を早く正確に読み取るために〜長文問題を解くための新聞の読み取り活動〜」をテーマに研究。文章を早く正確に読み取る力を身に付けることが、読解力育成につながると考え、国語の時間に新聞記事を読み取る活動を行った。

　その際、工夫したワークシートを使い、言葉の意味や適切な表現の仕方を理解させ、思考力や判断力を高めるような長文の読み取りを行ったことで、児童の読解力の向上につなげることができたとした。

　優秀賞、優良賞、佳作は次の通り。

【教育研究論文の部】
優秀賞（町議会議長賞）＝渡辺智彬（五十鈴小教諭）▽優良賞（町教育長賞）＝金丸京子（草川小教諭）▽佳作＝柴岡浩介（門川小主幹教諭）平岡正臣（草川小教諭）江藤建輔（五十鈴小教諭）

【実践研究報告の部】
優秀賞（副町長賞）＝中村将吾（門川小教諭）▽優良賞（町教育長賞）＝黒木遼一朗（草川小主事）▽佳作＝山口眞由美（門川小教諭）三樹健司（西門川小教諭）永岩征龍（門川中教諭）土手香織（同）六笠博之（同）下津謙之（同）安藤美紀（同）吉田義一（西門川中）