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日向市長選・統一質問から(2)十屋幸平候補

本紙掲載日:2020-03-17
3面

候補者の回答を掲載

◆市が5カ年計画で進めてきた津波の避難タワーや避難山の整備が本年度で終了します。今後の防災力向上にどう取り組みますか。


 本市では南海トラフ巨大地震による最大クラスの揺れと津波の発生を想定して、避難施設の整備や自主防災組織の支援などハード・ソフトの両面でさまざまな対策に取り組んでいます。

 一時的に5700人が避難できる防災拠点の市役所をはじめ、市内16カ所の避難タワーや避難山など、計画していた市民の命を守る施設が3月末にはおおむね完成します。

 今後はソフト面の強化に一層力を入れていく必要があり、備蓄品の充実、障がい者や高齢者などの要配慮者対策のほか情報発信の多重化などを進めます。

 また、自助・共助・公助の理解を深めるために、防災訓練の充実や地域の防災活動への協力、防災講座の開催などを通じて、防災意識の向上を図ります。さらに、県の日向灘地震の想定見直しなど新たな動きへの適切な対応や、災害時の中長期的な避難施設となる総合体育館の建設も計画的に進め、市民が安全で安心して生活できる災害に強いまちづくりを進めます。

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