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柏田忠さん(日向)九州で初の個展

本紙掲載日:2020-03-21
7面
29日まで開催している「柏田忠展」

リアリズムの洋画家

◆3月29日までギャラリーかわなか−延岡

 日向市を拠点に活動している洋画家・柏田忠さん(55)の作品展が20日から、延岡市伊達町のギャラリーかわなかで始まった。29日まで。開場は午前10時から午後6時。入場無料。22日までは、柏田さん本人がギャラリーで来場者を迎える(時間帯は未定)。

 兵庫県出身の柏田さんは、30年前に独学で油彩画の道へ。1996年から3年にわたって英国で研さんを積んだ後は、国内外の公募展で受賞を続けている。3年前から父親の故郷である日向市を拠点とし、今回、九州では初めてとなる個展開催となった。

 展示作品は、主に新作の油彩画18点。人物画を中心にF0〜10号の作品が並ぶ。リアリズム画家である柏田さんは「単に写実的であることがリアリズムなのではなく、表現の幅がとても広い分野。作品を通してそうした部分を感じてもらえれば。二度、三度と見たくなる作品作りを目指しているので、期間中何度でも足を運んでほしい」と話している。

 2年前に柏田さんと知り合ったという同ギャラリーの川中啓二代表は「非常に力のある地元アーティストの九州初個展。ぜひ多くの方に見ていただきたい」と来場を呼び掛けている。問い合わせ先は同ギャラリー(電話延岡32・4036)。

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