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安井「コウプライト」が受賞

本紙掲載日:2020-03-23
7面
ものづくり日本大賞で九州経産局長賞を受賞した安井の(右から)荒殿部長、豊田さん、佐々木さん、波田野さん
世界が認めた高機能プラスチック製手術器具「コウプライト

第8回ものづくり日本大賞・九州経産局長賞

◆世界に販路拡大中−術野を明るく照らす

 門川町加草の安井(松田哲社長)が「第8回ものづくり日本大賞」の製品・技術開発部門で、九州経済産業局長賞を受賞した。

 ものづくり日本大賞は、経済産業省、国土交通省、厚生労働省、文部科学省の4省が、わが国の産業・文化を支えてきたものづくりを継承・発展させるため、「ものづくり」に携わる各世代の人材のうち、特に優秀と認められる人材を顕彰するもの。県内からは第5回(2013年)以来6年ぶりの受賞で、他に都城市のシステム技研が受賞した。表彰式は2月27日、福岡市で開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止となった。

 安井が受賞したのは、県産業振興機構の推薦を受けた「世界が認めた高機能プラスチック製手術器具の開発と実用化(商品名=コウプライト〓)」に携わった同社開発部の荒殿剛部長(44)、波田野真人係長(40)、佐々木頌祐主任(34)、豊田優子さん(38)の4人。

 同社は、東九州メディカルバレー構想の中、自社ブランドの医療機器開発に取り組んできた。コウプライトは医療現場のニーズを基に、同社が独自に開発した自社ブランド第1号の医療機器として2016年11月から販売を開始。現在は国内だけでなくアジアやヨーロッパなど海外6カ国にまで販路を拡大しているという。

 医療従事者が開腹など外科系手術で体内の処置を行う際、術野を広げておくために鈎(こう)という手術器具を使うが、従来の鈎は、金属製で重く不透明なために、視界を遮り、影ができて十分な明るさを確保できない、電気メスと接触することで通電し熱傷が発生するなど安全性の確保に課題があり、手術者の負担となっていた。

 コウプライトは、視野を明るくするため先端鈎部に透明度が高いプラスチックを採用し、LED照明搭載のグリップ部から発した光が先端鈎部の内部を効率よく通過するように構造設計。多くの光が体内に放射され、医療事故の回避および作業効率の向上につながり、使用者だけでなく手術を受ける患者の負担も軽減した。事前に滅菌済みのディスポーザブル(使い捨て品)であり、緊急時や災害時、後進国での使用も可能という。長年のプラスチック製品作りで培ったノウハウを生かして開発した。

 荒殿部長は「弊社の技術で医療現場のニーズに応えることができた。世界中から引き合いがあり、各国の現場で貢献できることがうれしい」と喜びを語り、「医療現場の声を聞き、設計段階から使いやすさや安全性、デザインなどを考慮し、試行錯誤を重ねてやっと完成した。今後も改良や新製品の開発、PRを通し、グローバルスタンダード化、医療機器部門の充実、発展を目指したい」と話した。

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