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ICT導入−建設業界で加速、変わる現場

本紙掲載日:2020-03-23
8面

生産性、安全性向上働き方改革にも

 建設現場をはじめ、医療や介護、教育、日常生活などさまざまな分野で活用が進む「ICT(情報通信技術)」。このうち、担い手不足が深刻な建設業界では、生産性や安全性の向上を図り、働き方改革を実現するための取り組みとしてICT導入が年々加速している。

 国土交通省は、魅力ある建設現場を目指す「i―Construction(アイ・コンストラクション)」を進めており、数ある取り組みの中でも「トップランナー施策」の一つとして、2016年度からICT土工の本格的な活用を始めた。

 ICTを用いるICT土工は、工事現場の測量にドローンを使い、施工過程全体を3次元データでつなぐことによって測量や管理、検査などに必要とされる人員や日数を大幅に削減。品質や精度の高い工事を実現する。

 18年度は直轄工事のうち、発注した約5割の対象工事でICT土工を実施。都道府県・政令市でのICT土工の実施件数も大幅に増加している。

 対象となる起工測量から電子納品までの延べ作業時間では、約3〜4割の削減効果があったと報告。施工環境の改善効果として、傾斜地での測量、施工管理作業が減少し、安全性の向上、現場管理の効率化が図られ、帰宅時間が早くなったなどのメリットを挙げている。


◆日新興業、16年からドローン測量−積極的な導入支援変化を実感

 これらのICT土工に取り組んでいるのが、延岡市本小路の日新興業(河野孝夫社長)だ。16年から土木部に空撮推進課を発足。数多くの工事でドローン測量を行い、3次元化データを作成するICT土工を行ってきた。

 同課長補佐の吉本幸夫さんによると、従来の測量方法と比較して、必要な人員は10人以上かかる作業を1人、日数も7日以上かかる作業を1日で完了させることが可能になったという。

 また、設計図からの土量の計算や丁張りの設置、書類による調査が不要になり、作業が大幅に削減。ドローンで測量した現場データを3次元化すると、位置関係や工事状況などが説明しやすくなり、地元への説明会などで理解が得やすいという。

 吉本さんは、以前からラジコンヘリなどを飛ばすことが好きで、趣味が高じてドローンに挑戦。会社も最新機器の導入を積極的に支援してくれた。

 最大のメリットは、安全性の向上。測量に多くの作業員が携わる必要がなくなり、劇的に事故が減少すると強調する。

 一方、課題としては年間を通じて安定して飛ばせないことがあるという。ドローンは暑さや寒さに弱く、風が強い日などは飛ばせない。

 さらにもう一つ、3次元化データの作成も課題。ドローンで測量した結果を3次元化し、現場設計図と擦り合わせると、どうしても誤差が発生する。これを一つ一つ修正しながら、完璧な3次元データに仕上げる作業が一番の難関で効率化が難しいという。

 生産性の向上、担い手不足の解消、魅力ある建設現場づくり、働き方改革など今後も活用が進むICT土工。吉本さんは「土木現場は大きく変わり、笑顔で一日が終わる時代になった。まずは、このことを知ってほしい」と訴え、「道路やのり面などさまざまな工事に対応するためにも、さらなるスキルアップに努めたい」と話した。


◆土木のイメージ変えたICT−昨年入社の日發気鵝空撮測量などへの挑戦も

 ドローンを活用したICT土工に取り組む日新興業土木部では、若手社員の育成にも力を入れている。

 延岡市出身の日眛牘さん(19)は、昨年入社したばかりの新人だが、指導する吉本さんも「仕事が丁寧で、飲み込みも早く度胸がある」と期待を寄せている。

 子どもの頃からものづくりが大好きだったという日發気鵝1箍工業高校土木科に進学し、「地図に残るような仕事に就きたい」との思いから建設業への就職を意識。卒業後、1年間、宮崎市の県産業開発青年隊に通い、昨年4月に入社した。

 作業計画や安全手順書、作業日報などの作成をはじめ、朝礼での安全指示事項や安全目標の伝達などの日常業務をこなしながら現場監督になるための〃イロハ〃を身に付ける日々だ。

 これらの業務のほかに、ドローン空撮にも挑戦。北川町長井の北川河川掘削と樹木伐採工事の進捗(しんちょく)状況を報告する資料作りに活用した。

 ドローンの資格は、「今後必要になるだろう」と青年隊時代に取得した。初めての実践では「楽しみな半面、高価なドローンを落としたらどうしよう」と不安な気持ちもあったが、風の強さや向きに注意しながら操縦。撮影を終え、ドローンが着地した瞬間は「とにかくほっとした」という。

 入社前の土木のイメージは「きつい」「汚い」「危険」のいわゆる3K。しかし、ICT土工に携わる中で、「丁張りなどの作業が不要で体力的な面で助かった。重機付近での作業も少なく、安全性も高かった」とそのイメージは大きく変わったという。

 ICT土工による3次元化データは、現場の状況が一目で分かると魅力を話し、「技術は日々進化している。空撮測量や測量データの3次元化にも挑戦したい」と夢は膨らむ。

 目標は「女性らしさを生かした現場監督」。「工事を円滑に進めるために、次に何をしたら良いのかを常に考えたい。現場の皆さんとコミュニケーションを密にすることが大事。それらのことが安全にもつながる」と話し、「これからもさまざまなことに挑戦したい。建設業で一人でも多くの女性が働けるよう、環境づくりの担い手になりたい」と力強く語った。



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