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新型コロナ・子牛市場も直撃

本紙掲載日:2020-03-28
1面
入場制限の下で行われた延岡家畜市場の3月期の子牛市(延岡市櫛津町)

去勢牛・前年比で大幅下落

◆前例のない事態に危機感・延岡、高千穂

 新型コロナウイルスによる感染症が拡大し、株価の乱高下など経済への悪影響が広がる中、子牛の取引価格にも影響が出始めた。21〜24日にかけて行われた高千穂家畜市場と延岡家畜市場の競り市では、去勢牛の下落幅が前年同期比で20万円を上回った。

 去勢牛の平均価格は、高千穂家畜市場が66万6913円で、87万3637円だった前年同期比で20万6724円の減、延岡家畜市場は64万5904円で、85万451円だった前年同期比で20万4547円の減。

 雌子牛の平均価格も、高千穂家畜市場が62万1846円で77万4356円だった前年同期に比べ15万2510円の減、延岡家畜市場が65万604円で前年同期の77万2061円に比べ12万1457円も下落した。

 JA全農が提供する畜産情報サイト「JACCネット」によると、肉用和牛主要産地の市況子牛(黒毛和種)2月の価格は、全国平均が72万4298円で、前年同期の78万3676円に比べ5万9378円減となっており、相場の冷え込みが全国的な傾向にあることを示している。

 延岡家畜市場では23、24の2日間に雌子牛301頭、去勢牛333頭が競りに掛けられた。会場には毎回、全国から訪れた買い受け人と地元生産農家などが入場するが、今回は防疫の観点から、買い受け人と一部の関係者のみに制限された。

 通常は100人を超える買い受け人も約90人とやや少なめ。場内では、マスク着用の義務付けと手指の消毒用アルコール設置、次亜塩素酸水の噴霧、さらに窓を全開にして場内を換気するなど、感染拡大予防のための対策を徹底した。

 一方、経済状況の先行きが不透明なことから、買い受け人には「様子見」とした態度が多く、競り値は頭打ちとなった。

 同畜連では、一昨年の子牛の相場は72万円、その前は74万円台と高値傾向が続いており、引き続き70万円台が期待されていたところで、冷や水を浴びせられた格好だ。

 同畜連の白坂秀喜参事によると、3月期の県内の各市場は雌子牛で10万円前後、去勢牛では20万円ほど軒並み下落しているという。

 「新型コロナのニュースが増えるようになって、枝肉価格も日ごとに下がってきた。消費増税と暖冬による需要減に加え、新型コロナが追い打ちを掛けた。特に去勢牛の下落幅は大きく、想定を超えていた」と話す。

 消費の低迷でA5、A4ランクといった高級部位の動きが鈍っていることも下落の背景にあったと指摘し、畜産農家の意欲低下につながりかねないと懸念する。もしこの状況がさらに続けば、次回の競りでも、相場の回復が見込めるかどうは厳しいとみる。

 「前例のない事態で、人の命に関わる問題だと捉えているが、関係者一丸となって難局を乗り切り、生き残りを図るしかない。農畜産業の衰退は国の荒廃につながりますから」

 終息が見えない危機意識が強まる中で改めて決意を口にした。

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